評価高かった古谷一行さんの“10代目”金田一 「映画なら石坂、ドラマなら古谷」と言われるほどの人気

[ 2022年9月3日 05:00 ]

1979年、角川映画「金田一耕助の冒険」渋谷でクランクインで熊谷美由紀(松田美由紀、右から2人目)、田中邦衛さん(右端)らと古谷一行さん(右から3人目)
Photo By スポニチ

 ドラマ「横溝正史シリーズ」の金田一耕助役や「金曜日の妻たちへ」などで人気を博した俳優の古谷一行(ふるや・いっこう、本名かずゆき)さんが8月23日に死去した。78歳。東京都出身。葬儀・告別式は親族のみで済ませた。

 これまで映画やドラマで金田一耕助を演じた俳優は28人。古くは片岡千恵蔵さんに始まり、高倉健さん、渥美清さん、石坂浩二(81)、西田敏行(74)ら時代を代表する名優が名を連ねている。片岡さんが演じた初代はスーツにネクタイのスタイルで銃を使い、渥美さんはくたびれたスーツに麦わら帽子姿で演じるなど、それぞれの装いや役作りにも個性が反映された。

 古谷さんはTBS系ドラマシリーズで10代目の金田一に“就任”。原作に忠実に描かれていたとされ「映画なら石坂、ドラマなら古谷」と言われるほどの人気を博した。シリーズの放送期間は29年に及び、金田一像をお茶の間に定着させたのは、古谷さんの功績と言える。

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月3日のニュース