宮澤エマ タレント時代が“黒歴史”でない理由「やってなかったら気づいてもらえなかった」

[ 2022年4月22日 17:44 ]

宮澤エマ
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 女優・宮澤エマ(33)が、21日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演し、タレントから女優へ転身するいきさつを語った。

 テレビ東京系ドラマ「よだれもん家族」(日曜後11・00)で、夫婦役で共演する「さまぁ~ず」大竹一樹とトークした。宮澤は故・宮沢喜一元首相を祖父に持ち、米国人の父は元駐日代理大使、姉は名門ハーバード大卒という超名門家系に生まれた。しかし、自身は勉強より、小学校の時から習っていた歌や芝居が得意だったという。「私の一家は学業に関しては優秀ですけど、私は“ちびまる子ちゃんスタイル”で、8月31日に慌てて宿題をやるという、あの家族の中ではわりかし勉強ができない子だったんです」と明かした。

 とはいえ、「この家で大学を出ないというオプションはないな」と、米国の大学へ進んだ。卒業後は「高校生の時に『歌を出さないか?』と言っていただいた事務所さんがいて、だったら1回、そういうつてがある日本で始めてみようと思って戻って来たんですよ」と、日本で芸能活動を始めた。

 芸能界入り当初は、父の名字を加えた「ラフルアー宮澤エマ」の名で、女優ではなくタレントとしてバラエティー番組に出演。しかし、「いざ、ならせていただいたものの、ネタもないし、キャラもあれだし、お嬢様キャラとかお金持ちの子とか(として)ブッキングされるんですけど、それもうまくいかない」と、大きな実績を残せなかったという。

 そんな中で声を掛けてくれたのが、演出家の宮本亞門氏だった。「高校時代に亞門さんに歌を聴いていただける機会があって、テレビか何かで私を見て、『この業界にいるならオーディションに来たらいいよ』って受けさせていただいて、それがきっかけで舞台をやるようになったんです」と説明した。

 タレントとしては目立った成果を残せなかったが、そこで頑張った結果、夢見ていた世界に進むことができた。「タレント時代は私にとっては不思議な時代ではあったけど、それをやっていなかったら亞門さんにも気づいてもらえなかったでしょうし、その期間のおかげで『肝が据わってる』と言われることが多いんですけど、あれだけあやふやな状態でテレビに出ていたからこそ、すごく鍛えられたんだろうなと思います」と振り返った。

 大竹から「やっててよかったってことだよね?」と尋ねられると、宮澤は「絶対やっててよかったです。本当にありがたいしかないですよ」と前向きに答えていた。

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2022年4月22日のニュース