小倉星羅 専門性高い知識や洞察力でスポーツ情報発信、切り開く「パラキャリアナウンサー」の道

[ 2022年1月7日 05:30 ]

「Voicyスポニチニュース」月曜日担当の小倉星羅
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 音声プラットフォーム「Voicy(ボイシー)」で配信中の第4期スポニチニュース、各曜日の担当パーソナリティーを連載で紹介します。最終回となる第8回は月曜日担当・小倉星羅さん。

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 一週間が始まる月曜日。慌ただしい朝の時間で日曜日のスポーツをギュッとまとめて振り返れるのは、小倉のスポニチニュースだからこそだ。テレビ局のアナウンサーとして培った聞きやすい発声に、専門性の高い知識や洞察力。「テレビ局を退社後、もっと幅広くスポーツに関わりたいと思ってスポニチニュースに参加しました。自分でニュースを選んだりコメントすることは難しいですが、やりがいも感じています」。話すこと、考えをまとめて発信することの両方のスキルを伸び伸びと発揮している。

 最も得意とするのは「オタク感がある」と自認する野球。アナウンサー時代を中心に10年以上取材するプロ野球はもちろん、スポーツライターとして高校野球に携わったこともあり、アマ野球にも豊富な知識を備える。選手の成長の過程を継続フォローして、ときにはグラウンド周辺の話題も織り込める語り口が自分ならではの強みだ。

 昨年の夏は東京オリンピック・パラリンピックの広報スタッフも務めた。8月の約1カ月間は月曜日のスポニチニュースも休止して、スポーツの祭典を彩った名シーンを世界に発信することに全力投球。競技終了直後のメダリストたちのインタビューも担当するなど、特別な夏を駆け抜けた。

 現在は早大大学院に通って、新たな道を模索している。自ら掲げたのは「パラキャリアナウンサー」、パラレルキャリア+アナウンサーという生き方だ。「“話し方ひとつで人生は変わる”と、テレビ局のアナウンサーを離れようと思った今だからこそ感じています。これからは私なりの話し方やパラレルキャリアを生かして、大学での講義や一般の方向けのセミナーもしていく予定です」。スポーツにもらった感動や興奮を原動力に、小倉は未知なる地平線を切り開いていく。

 ◇小倉 星羅(おぐら・せいら)1986年(昭61)3月2日、神奈川県出身。広島テレビ、千葉テレビでアナウンサーを務め、20年東京オリンピック・パラリンピックでは広報としてメダリストインタビューを担当。現在は早大大学院に通いながら、プロ野球巨人の場内アナウンサー、話し方の講師としても活躍している。

 ▽スポニチニュースを聴く方法 ボイシーのスマホアプリ、またはPCのウェブサイトにて無料で聴くことができます。https://voicy.jp/channel/617

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