NHK島津有理子アナ 医師を目指し退局「幼い頃からの思いを」「西郷どん紀行」語りは最終回まで担当

[ 2018年9月27日 17:45 ]

NHK島津有理子アナ
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 NHKの島津有理子アナウンサー(44)が26日、司会を務めたEテレ「100分de名著」(月曜後10・25)の公式サイトで同局を退局したことを発表した。同局によると、退職は9月19日付。「自分の内面と向き合い、幼い頃からの思いを叶えるべき」と大学に入り、医師を目指すことを明かした。

 島津アナは「私事で恐縮ですが、NHKを退職いたしました。20年間勤めてきた組織を離れ、医師を目指して大学で勉強することにいたしました」と報告。古今東西の名著を紹介する番組を担当し「今回の決断の背中を押してくれたのは、実はこの番組です。5月にお伝えした『生きがいについて』(神谷美恵子)を読んでいるうちに、自分の内面と向き合い、幼い頃からの思いを叶えるべきではないかと思うようになりました」と理由を明かした。

 「決断はしたものの、不安要素も多く、どこまでできるか全く見通しが立っていません。また、この番組を離れるのも非常につらいことでした。できることならばずっと続けたいと思っていた番組でしたから。このコラムで書いてきたように、毎回のスタッフとの打ち合わせ、そして伊集院さんと指南役の先生との収録は、世界の見方が変わるほどの衝撃、知的刺激を与えてくれました。この興奮を視聴者の皆さんにもぜひ体験してほしいと、心から思える番組でした。そんな出会いに恵まれたことに、今は深く感謝しています。これまで番組をご覧いただき、このコラムまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。これからも『100分de名著』で、多くの人の心を震わせた名著に触れることで、皆さんの心や人生を豊かにしていただければ幸いです」と呼び掛けた。

 同局によると、大河ドラマ「西郷どん」(日曜後8・00)の最後に放送されている「西郷どん紀行」の語りは最終回まで担当。「ごごナマ」(月〜金曜後1・00)のプレゼンターは中村慶子アナウンサー(37)に交代済み。「100分de名著」は10月1日から安部みちこアナウンサー(40)が担当する。

 島津アナは東京大学経済学部から1997年入局。2010年には有働由美子アナウンサー(49)と交代でアメリカ総局に派遣された。

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