小向容疑者逮捕も「違います。知りません」

[ 2011年2月25日 20:45 ]

フィリピンから帰国したタレントの小向美奈子容疑者

 覚せい剤を購入したとして、警視庁組織犯罪対策5課は25日、覚せい剤取締法違反(譲り受け)の疑いで、タレントの小向美奈子容疑者(25)を逮捕した。

 小向容疑者は1月21日にフィリピンに出国。警視庁が逮捕状を取っていることが報道された後も滞在を続けたが、成田空港に帰国したところを逮捕された。

 組対5課によると、小向容疑者は成田空港の施設内で逮捕状を示された際に「違います。知りません」と話したという。逮捕後も「事実と違います」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、昨年5月14日午前0時半ごろ、東京都品川区のホテルの一室で、イラン人の売人の指示を受けた日本人から覚せい剤約0・9グラムを4万円で購入した疑い。

 警視庁は昨年10月、品川区のホテルで覚せい剤を密売したとして、イラン人と日本人の薬物密売グループを摘発。売人の供述や携帯電話の通話記録、ホテルに出入りする小向容疑者の行動から、売人と接触していた疑いが浮上した。

 小向容疑者は25日午後7時50分ごろ、成田空港に到着。機内から黒いパンツスーツ姿の小向容疑者が姿を見せると、報道陣のフラッシュが激しくたかれた。

 捜査員に囲まれた小向容疑者は報道陣の問い掛けにも表情を変えず、足早に入国審査場に向かった。

 小向容疑者を乗せたワゴン車は午後8時半ごろ、成田空港を出発。約1時間20分後に東京都武蔵野市内の警察署に到着し、テレビカメラのライトに照らされながら駐車場に入った。

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