前妻・真行寺君枝に病室で「謝りたかったんだ」

[ 2009年1月27日 06:00 ]

涙を浮かべ、時折声を詰まらせて大口広司さんとの思い出を語る真行寺君枝

 25日に肝臓がんのため死去した大口広司さんの前妻で、女優の真行寺君枝(49)は26日、都内で自身の半生記「めざめ」(昨年10月発売)の出版記念パーティーを行った。お祝いの会のため、白の着物姿。出席者には前夫の死を伝えず、笑顔で振る舞った。終了後取材に応じた。最後に会ったのは25日昼頃。弦人と病室に行ったが、容体が落ち着いたため自宅に戻ると、急変した。がんだとは知らなかった。

 先月25日に危篤の知らせを受けて面会すると、大口さんはのどに管を入れていたため、声が出せず「こんな姿を見せたくなかった」「謝りたかったんだよ」と紙にメッセージを記したという。同28日には会話ができるまで回復。大口さんには「望んではならないことまで望んでいたかも。ごめんなさいね。楽しい時間もあった。ありがとうございます」と声をかけた。そして「新しい奥様がみとってくれたので安心しました。病室で何度もお会いできたので1人で祈らせていただこうかな」と静かに語った。

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2009年1月27日のニュース