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反則騒動から2年…亀田大毅10・6世界挑戦

[ 2009年8月7日 06:00 ]

07年10月11日、王者・内藤大助に挑戦したが反則を繰り返し、判定負けした亀田大毅

 亀田3兄弟の次男で、WBA世界フライ級11位の大毅(20=亀田)が、10月6日に大阪市中央体育館でWBA世界同級王者デンカオセーン(32=タイ)に挑戦することが決まった。大毅の世界挑戦は、前代未聞の反則騒動を巻き起こした07年10月11日のWBC世界同級王者・内藤大助(34=宮田)戦以来となる。

 1年間の出場停止処分を挟んで丸2年。大毅に汚名返上の機会が訪れた。当初は兄でWBA世界同級1位・興毅(22=亀田)の指名試合によるデンカオセーンへの挑戦が有力視された。だが、自由に挑戦者を選べる選択試合をはさみたい王者陣営と、大毅に機会を与えたい父・史郎氏の思惑が合致。WBA本部がこれを了承する形で、最近になって大毅の世界ランキングが1階級上のスーパーフライ級9位からフライ級11位に移動していた。三男・和毅(ともき、18)の試合でメキシコ滞在中の父・史郎氏(44)に代わり、五十嵐会長も「来週に会見を開いてきちんと発表します」と認めた。

 復帰後の大毅は08年11月6日の再起戦から4勝3KO。完全復活を遂げ「世界戦が決まったら全力でぶつかるだけ」と世界再挑戦に意欲をにじませていた。今後は今月30日に大阪府立体育会館で世界前哨戦となるホセ・アルベルト・クアドロス(メキシコ)戦を控える。これがプロ16戦目で初の大阪凱旋となり、中1カ月で大一番を迎えることになる。

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2009年8月7日のニュース