ヤンキースがソトの活躍で、敵地ヒューストンでアストロズに4連勝、ヘイダーの高め直球を攻略

[ 2024年4月1日 09:57 ]

ヤンキース・ソト(AP)
Photo By AP

 ヤンキースが「2番・右翼」でスタメン出場したフアン・ソト(25)の活躍で、敵地ヒューストンでアストロズを相手に4連勝を飾った。

 ソトは4試合で17打数9安打、打率.529、OPS(出塁率+長打率)1・365の大暴れ。31日(日本時間1日)も3-3の9回裏にクローザーのジョシュ・ヘイダーから2死2塁でフルカウントから、外角高め96・3マイルの直球を叩き、左翼へラインドライブの適時打。アーロン・ブーン監督はAP通信の取材に「このシリーズで彼が打席で見せてきたものに、最後にリボンをつけただけ」と笑顔で振り返っている。

 オフの大型トレードでパドレスからヤンキースに移籍したが、大きな期待に応えた。

 ソトは「望んでいたスタート、シーズンの最初から活躍できるように、オフシーズンと春季キャンプで本当に一生懸命に練習に取り組んできたから」と説明する。ヤンキースにとって開幕4連勝は松井秀喜の1年目の03年以来だ。ソトは30日(日本時間31日)も同点の7回にブライアン・アブレーユの外角スライダーをとらえ、左翼に勝ち越し本塁打。このシリーズでは、打つだけでなく、右翼の守備でも浅い飛球をスライディングキャッチするなど、度々良い動きを見せている。

 地元TV局の解説者は「ソトがまたやりました。信じられない、素晴らしい。4試合目ですけど、早くも彼を称賛する形容詞が尽きてしまいました。全てを正しくやってくれるし、評判通り。特別な野球選手で、特別なプレーを見せてくれている」と絶叫している。ソトの打撃で見事なのは高めの球に強いこと。近年、アッパーカットのスイングが増え、投手は高めを攻めるようになったが、ソトには通用しない。

ソトに加えて殊勲者はヤンキースの救援投手陣。4試合中3試合で追いかける展開になったが、リリーフ投手が15回1/3を無失点に抑えたことで、逆転につなげ、4連勝の大きな要因になっている。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月1日のニュース