ドジャース・山本由伸 29日オープン戦初登板!相手は昨季世界一のレンジャーズ

[ 2024年2月25日 00:00 ]

キャッチボールで調整する山本(撮影・柳原 直之)
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 ドジャースの山本由伸投手(25)のオープン戦初登板が28日(日本時間29日午前5時5分開始)の敵地レンジャーズ戦に決まったことが23日(同24日)、分かった。主力が出場予定の昨季世界一軍団は相手にとって不足なし。昨年9月の右肘手術の影響で今季は打者に専念する大谷翔平投手(29)は、27日(同28日)の本拠地ホワイトソックス戦でのオープン戦初出場が濃厚となった。

 憧れのドジャーブルーのユニホームで、初めて対外試合のマウンドに立つ。注目を集めてきた山本のオープン戦初登板が、28日の敵地サプライズでのレンジャーズ戦に決定したことが判明。投手史上最高額の12年総額3億2500万ドル(決定時約462億円)で契約した右腕が、いよいよ実戦でベールを脱ぐ。

 これ以上ない腕試しの舞台となる。昨季、初の世界一に輝いたレ軍は強力打線が売り。チーム本塁打233本はリーグトップタイ、チーム打率・263は同1位だった。1月にヘルニアの手術を受けたワールドシリーズMVPの遊撃手シーガーこそ不在だが、メジャーのオープン戦では主力は移動が伴わない本拠地球場で調整を重ねる傾向が強い。通算215本塁打を誇る強打の二塁手セミエン、元巨人で昨季は大谷に次ぐリーグ2位39本塁打の外野手ガルシア、昨夏球宴に初選出された捕手ハイムらが出場するものとみられる。

 調整は順調に進む。22日には2度目のライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。20年MVPの一塁手フリーマンら打者延べ10人と対戦して安打性の打球を許さず、6奪三振の快投を見せていた。登板後には、オープン戦初登板に向け「凄く楽しみ。しっかり公式戦に向けていい状態で入れるように」と語っていた。

 この日は、体重移動を意識して約50メートルの距離でキャッチボール。その後、やり型の器具を投げる独自のトレーニングに取り組み、軽めのメニューで汗を流した。練習前に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「次の登板は来週のカクタス・リーグ(オープン戦)。どの日かはまだハッキリしない」と詳細を伏せていたが、既に最初のステップを通達されていた。

 順当なら、韓国・ソウルで開催されるパドレスとの開幕シリーズで、3月21日の第2戦での先発が有力視される右腕。レ軍の超強力打線と対峙(たいじ)することとなったが、相手にとって不足はない。きっと「サプライズ(驚き)」な投球を披露するに違いない。(杉浦大介通信員)

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