阪神“神がかり”逆転勝利で38年ぶり日本一王手!先制された試合の連敗も11で止めた 日本一率85%

[ 2023年11月2日 21:33 ]

SMBC日本シリーズ2023第5戦   阪神6―2オリックス ( 2023年11月2日    甲子園 )

<神・オ>8回1死二、三塁、森下の逆転打にわく阪神ナイン(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 2勝2敗で迎えた第5戦は、阪神が0ー2の8回に6点を奪い逆転勝利。38年ぶり2度目となる日本一に王手をかけた。決戦の舞台は3日の移動日を挟み再び京セラドームに。試合は午後6時30分開始。

 過去の日本シリーズで、先に王手をかけた73チームのうち、62チームが日本一に。日本一確率は85%となっているが、今回はどうか。また、阪神はここまでシリーズで先制された試合で11連敗中だったが、その負のデータも払しょくした。

 大竹と田嶋の投げ合いとなった一戦。序盤からペースを握っていた阪神だったが、ホームが遠い。そして0―0で迎えた4回には、快投を続けていた大竹が、6番・ゴンザレスに先制ソロを被弾した。1―0の7回には守備の乱れから痛い2点目を失った。

 しかし、甲子園を埋め尽くした阪神ファンの大声援の中、8回にビッグイニングが待っていた。田嶋に代わって2番手でマウンドに上がった山崎颯を相手に、先頭の木浪がしぶとく食らいつく二塁内野安打で出塁、悪送球の間に二塁に進む。続く代打・糸原が左前打を放ちチャンスを広げると甲子園のボルテージは最高潮に。無死一、三塁で近本が右前に適時打を放ち1点を返す。中野の犠打で1死二、三塁とすると、3番・森下が左中間を破る逆転の2点適時三塁打。地響きのような大歓声の中、千金打の森下は三塁ベースを何度も叩き気持ちをぶつけた。勢いに乗った阪神打線は、大山が中前適時打、坂本が右越え2点適時打を放ち、この回一挙6得点。最後は岩崎が締め、38年ぶりの日本一へ王手をかけた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年11月2日のニュース