【阪神・岡田監督優勝会見】胴上げ6度に「今回は6度目の優勝だったので6回ということで」

[ 2023年9月14日 23:30 ]

セ・リーグ   阪神4-3巨人 ( 2023年9月14日    甲子園 )

<神・巨>リーグ優勝を決め、ペナントを手に場内一周する岡田監督(中央)(撮影・成瀬 徹)
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 阪神が14日、18年ぶり6度目となる悲願のリーグ優勝を達成した。球団最速優勝日だった03年の9月15日を1日更新する歴史的スピード決着。前回18年前と同じ巨人を相手に、甲子園で歓喜の輪を作った。セ・リーグでは2番目に長かった優勝ブランクを埋め、岡田彰布監督が見事に虎を蘇らせた。

 阪神はこれで、11連勝。2桁連勝でVを迎えたのは、58年西鉄(13連勝)以来65年ぶり2度目で、セでは初となる。また、2リーグ制以降ではパの前期優勝を除けば、90年巨人の9月8日、16年広島の9月10日に続く3番目の速さになる。

 以下、大阪府内で行われた優勝会見での岡田監督と一問一答。

 ―優勝に。
 「1年目でこんなに早くね、今日を迎えられるとは正直思っていなかったですけど、5月ぐらいからチームも勢いじゃないんだけどね、白星を重ねていって、マジックが出て、そうですね、ずっと最初に言い続けていたのは4月より5月、5月より6月というかね。チームを変えたというか非常に若いチームになったので、試合の中で徐々に力をつけていくかなという感じで持っていたけど、そのスピードが凄く早く、自分なりには手応えがあったんですけど、勝負の9月がどういう形になるかなと思ったけど、今まで以上に9月は本当に力をつけて、みんなの勝利と思うので、そういう意味で、最後ではないけど区切りの甲子園で、まして巨人戦で。そういう意味では今日達成できてうれしく思います」

 ―胴上げ。
 「久しぶりだったんですけど、だいぶちょっと軽くなったので今年は。あのー、前回5回だったので5度目の優勝だったので。今回は6度目の優勝だったので6回ということでみんなで決めましたけどね」

 ―強くなっていく上でやったこと。
 「あのー、どうですかね。まあ、毎日試合があるので、あのー、まあ、中にいると力がつけているのがわかりにくいものだけど、変な言い方だけど、普通にやっていたら普通に白星が重ねられていったというのが正直な気持ちですね。ずっといい続けているのは、守り重視で。それは変わらないけど、またね、監督がなんとなく強くなっていったと言ったらおかしいけど、本心はそういう気持ちですね」

 ―1年目で結果出た。
 「達成感はありますけどね。まー、なんですかねー、18年ぶりと言われて、18年ぶりって、そのとき自分やったなと途中で思うぐらい。あれから勝ってないんだという印象が強かったですけど、何とかチームを変えてというか、いろんな意味で、去年からずっとスタンドで見ていたけど、選手一人一人の力は劣っていないと思うし、当然、優勝争いできるチームだと見ていた。何か少し変えれば、勝てそうというのが正直な気持ちだった。どういうふうにキャンプに入る前から構想していたけど、一番ベストな形でスタートとして、ある程度そのベストな形で今日を迎えられたというのは、やっぱりずっとチームを外から見ていたけど、選手の力があって、何か少し変えれば勝てるんではないかというのは、間違っていなかったと思います」

 ―前回の指揮から変えたこと、変えなかったこと。
 「2003年、05年と優勝したけど、03年は三塁コーチでいて。あのときは完成されたチームというか。2003年のメンバーがほとんど残った中での2005年だったので、そういう意味ではコミュニケーションとか会話は少なかったですね。今年の場合は、自分がやりたい野球を、そのへんでちょっと変えないといけない部分が。一番はとにかく守り重視でいくということですけど、そういう意味で前回よりかは選手と話す機会は、だいぶ増えましたね。それは自分がこういう野球をするというのを伝えないといけないので。ずっとユニホームを着ていた前回と、ユニホームを脱いでいた今回との違いはあったと思います。

 ―日本一の言葉どうする
 「そこまで頭は回らなかったですね。まだそこまで考えていないです。まーそうですね、あまりいい言葉が思い浮かばないですね」

 ―選手へ
 「それはもう、選手が頑張った結果なので、僕らは少しのフォーローというか、手助けというか。グラウンドでやるのは選手なので。思う存分、初めてかもわからないので、思い切りビールかけてほしいですね」

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