【セ・リーグ編】5日「こどもの日」プロ野球選手の少年時代は?

[ 2023年5月5日 05:00 ]

阪神・中野
Photo By スポニチ

 みんな、あの頃は小さかった。そして夢と希望に満ちあふれ、ここまで大きくなった。5日は「こどもの日」。セ・リーグ6球団の選手たちが少年時代の思い出を振り返った。野球道一本道ばかりと思いきや、意外な趣味に没頭していた子たちも。現在の雄姿と比較しながらご覧ください。

 【DeNA・林琢真】≪父と祖父の影響で巨人帽子かぶる少年≫父が野球をしていたので、2歳の頃には既にボールを投げていたと親から聞いています。小学校では足が速かったこともあり、学校の陸上大会にも選抜されて出場したこともありました。クラブ活動ではサッカー部にも入っていました。愛知県出身ですが、父と祖父の影響で巨人ファンだったので、巨人の帽子をかぶってずっと野球をしていましたね。

 こどもの日も野球をしていたかなあ。小さな頃からプロ野球選手になるのが夢でしたけど、高校(東邦)時代には、野球部に足の速い部員たちが多くて自信をなくした時期もありました。それでも子供の頃の夢がかない、今はプロ野球選手になれたという実感がかなりありますね。

 【阪神・中野拓夢】≪“意外といける”小5で左打ちに変えた≫小2の時に野球を始めた頃は右打ちだったのですが、小5で左打ちに変えました。きっかけはバッティングセンターに行った時に、両打席打てるところがあったので、そこで実際に打ってみて“意外と左もいける”と思ったこと。体を動かすことが好きだったので、よく走り回っていましたね。小1、2の頃はバスケットボールも一緒にやっていて、友達に誘われて「野球をやる」と決めました。小3から野球一筋です。

 子供たちには目標を持つことを大切にしてほしいですね。「この選手みたいになりたい」という目標を持つだけでも違うし、僕自身も体が大きくない中で、小さい子の見本になりたいです。目標を持って、何事も楽しみながらやってください。

 【広島・ターリー】≪プロバスケ選手になることも夢だった≫私はロサンゼルスで育ち、7、8歳の頃には野球選手になりたいと思っていた。小学校の授業の課題で自分で紙に「将来はプロ野球選手になりたい」と書いたものが数年前に見つかり、今はその夢が実現できているので、感慨深いなと思う。

 野球の他にもミュージシャンや、プロバスケットボール選手にもなりたかった。実は子供の頃に兄弟も私もバスケットボールをやっていて、3歳上の兄は数年前まで、メキシコでプロの選手としてプレーしていた。1メートル93ありますが、子供の頃から身長が高かったので、バスケットボール選手には憧れがあった。ただ、野球の方が才能があった。野球の道に進み、夢をかなえることができたので良かったと思っている。

 【巨人・門脇誠】≪恐怖心がなければカートレーサーに!?≫小2からチームに入って野球をやっていました。学校が終わって公園で遊んで、父が仕事から帰ってきたら、家の庭でティー打撃とか。家の前が田んぼなので、そこでキャッチボールとかやっていましたね。野球と遊びと、ひたすら体を動かしていました。バッティングセンターには毎日行っていました。

 小さい頃はカートもやっていました。1回ぶつかって怖くてやめてしまいましたが。ぶつかっていなかったらまだやっていたかも。レース中に他のカートと接触して「怖いからやらん」と。あとは近くの公園で友達と鬼ごっことか、ラジコンとか。ラジコンはめっちゃ好きでした。公園の前の道路でレース。ぶつかって壊れたり…。懐かしい思い出ですね。

 【ヤクルト・吉村貢司郎】≪自由気ままな行動でふらっと迷子に…≫両親いわく、自由気ままに行動する子供だったみたいです。勝手にふらっとどこかに行っちゃったり、迷子になったり。学校の帰りに寄り道して、帰るのが遅くなって、怒られたことも何回かありました。一人行動が多かったです。それは、自分がやりたいことをやるタイプだからかなと。自分が行きたいところに行く。野球でもこういうふうにやりたいなと思ったら、ひたすらやっていました。

 小5から硬式野球を始めましたが、硬式の練習ができる場所が少なくて、父親と練習可能な公園を日々巡ってずっと練習していました。小5ごろまで水泳もやっていました。大会には出たくなかったので、出ていません。勉強は文系より理系の方が好きでしたね。

 【中日・ブライト健太】≪得意技“払い腰”区では屈指の柔道少年≫3、4歳くらいから、母親と近所の公園でカラーバットとボールで野球をしたり、お昼ご飯を食べることも忘れて、ずっと遊んでいる子でした。野球の他に柔道を習っていました。小1から小6までで、得意技は払い腰。高学年の時には東京都足立区の大会で何度か準優勝できました。同学年に毎回優勝する強い女の子がいました。女子総合格闘家になった平田樹選手です。一度だけ対戦したことがありますが、簡単に一本負けしましたね。めっちゃ強かったです。

 プロ野球選手として日々戦っています。挫折したり、うまくいかないことも多いですが、好きな気持ちを忘れなければ頑張れます。夢に向かって好きな気持ちを持ち続けることが大事だと思います。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月5日のニュース