巨人 今季初借金再び回避!戸郷が雄叫びプロ初完封で自己最多タイ9勝目 ポランコV13号&中田9号

[ 2022年7月12日 20:44 ]

セ・リーグ   巨人4―0阪神 ( 2022年7月12日    甲子園 )

<神・巨>5回2死、戸郷は阪神・島田を中飛に抑え捕手・大城を指差す (撮影・後藤 大輝) 
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 巨人が真夏の9連戦初戦となった伝統の一戦を制し連敗(引き分けを含む)を3で止め、再び貯金を1とした。先発の戸郷翔征投手(22)はプロ4年目で初となる完封勝利で早くも自己最多に並ぶ、そしてリーグトップタイとなるシーズン9勝目を挙げた。

 試合後、敵地・甲子園でのヒーローインタビューで133球を投抜いた戸郷は「この1試合に勝つためにマウンドに上がりました。(プロ初完封は)苦しさを乗り越えて何とか投げ切りました。仲間からナイスピッチングと声をかけられうれしかったです」と笑顔で汗を拭った。

 6回、近本、佐藤輝を抑え2死無走者から5番・大山にこの2つ目の四球を与え首をかしげた。そして迎えた糸原を二ゴロに打ち取ると雄叫びを上げベンチに戻った。勢いそのままに7回はわずか14球で3者凡退斬り。8回も2安打を浴びながらも無失点で抑えた。結局9回まで133球を投げ抜きプロ初完封。チームは3日の広島戦(マツダ)に続き今季初の借金生活突入を回避した。

 貯金なしで迎えた伝統の一戦。戸郷は自身に求められた役割を十分に理解していた。初回を3者凡退に抑えると、2回から4回までは安打や四死球でランナーを背負うものの気迫のピッチングで阪神打線に点を与えなかった。5回は初回に続き3者凡退に仕留めた。

 打線は初回のポランコの13号3ランで先制すると、4回には中田が4戦ぶりとなる9号ソロで加点。戸郷の粘りの投球を後押しした。

 ▼ポランコ(初回に13号3ラン) 先制点が大事なので、このチャンスでとにかく走者を還したいと思って打席に立ったよ。ファールにならずに運良く入ってくれてうれしいよ。

 ▼中田(4回に9号ソロ) 打ったのはチェンジアップです。自分の形でしっかりと捉えることができました。追加点を取りたいと思っていたのでホームランが打てて良かったです。

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