春以外にも咲く桜があるってホント!? 紅葉や雪とのコラボも見られる全国の〝秋冬桜〟スポット9選

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  • シキザクラと紅葉とのコラボ
  • シキザクラが山一面に広がる様子
  • フユザクラの桜山公園ライトアップ
  • フユザクラのアップ
  • ジュウガツザクラの城峯公園の様子
  • ジュウガツザクラのアップ
  • シキザクラが山一面に広がる様子
  • シキザクラのアップ

冬が深まるにつれ花の姿が減り、おのずと早春の花やその先の一大イベントである桜の開花に思いを巡らせるという人も、少なくないのではないでしょうか。今回はそんな人のために春、そして秋から冬にかけて咲く二季咲きの桜と代表的な鑑賞場所をご紹介します。

非常にややこしいのですが、二季咲きで秋冬に咲くシキザクラ、ジュウガツザクラ、コブクザクラなどを指して冬桜と呼ぶことがありますが、記事でご紹介しているように〝フユザクラ〟という品種があるので植栽されている場所を探す時には注意して下さい。

冬の間も咲き続ける二季咲き品種【シキザクラ】

シキザクラ(四季桜)という名前が付いていますが、一年中咲いているわけではなく、春と秋冬に咲く二季咲きの桜。暖かいと冬の後も断続的に咲くことがあります。

小さめで淡紅色の一重の桜ですが、個体差が出やすい品種のようなので、場所により大きさや色味が異なる可能性があります。

後述するジュウガツザクラと同じく自生する野生種のエドヒガンとマメザクラの雑種といわれていますが、桜は親が同じでも違う品種ができてしまうことがあり、シキザクラとジュウガツザクラは親が同じですが全く違う品種になりました。

愛知県豊田市の小原地区では、川沿いや山全体など地区の各所に1万本ものシキザクラが植栽され、毎年「小原四季桜まつり」が開催されるほどです。

次の写真は小原地区で撮影されたものですが、この写真のようにシキザクラと色鮮やかな紅葉とのコラボレーションを楽しむことができます。地域の花として繁殖しているだけあり、一面に広がる様子はまさに圧巻です。

他にも、本数はかなり少ないものの東京の新宿御苑や、国営武蔵丘陵森林公園でシキザクラを見ることができます。

京都の名刹では「御会式桜」の別名も【ジュウガツザクラ】

名前の通り旧暦の10月に咲いていたためにその名が付けられた、春と秋から冬にかけて咲く桜。東京などでは冬の間でも細々と咲きます。

自生する野生種のエドヒガンとマメザクラの雑種と考えられ、白から薄紅色の十数枚ほどの八重咲きの花弁が特徴的です。

ジュウガツザクラが数百本も植栽されているのが、埼玉県神川町の城峯公園。夜にはライトアップされ、紅葉とのコラボレーションが楽しめます。

京都府京都市の妙蓮寺では、「御会式桜(おえしきざくら)」として愛され続けています。東京都足立区の江北北部緑道公園には、100本ものジュウガツザクラが植栽されているので、冬の都内でもちょっとしたお花見散歩ができそうです。


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