図10
日本紅斑熱
左:マダニの刺し口と紅斑
右:紅斑部の生検HE染色
inset:Rickettsia japonica 抗原に対する免疫染色

日本紅斑熱の診断にはマダニの刺し口(矢印)を探すことが重要である。点状の紅斑は出血性である。紅斑部の生検標本には感染性壊死性血管炎が観察される。免疫染色(モノクローナル抗体使用)で、血管内皮細胞とマクロファージの細胞質にリケッチア抗原が顆粒状陽性を示す。

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