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シートや天井までモフモフ。スタジオジブリのこだわりが満載「APMネコバス」に試乗してきた

シートや天井までモフモフ。スタジオジブリのこだわりが満載「APMネコバス」に乗車してきた

トヨタ自動車株式会社や豊栄交通株式会社、株式会社スタジオジブリ、愛知県、ソフトバンク株式会社のグループ会社であるMONET Technologies株式会社による5者で、運行に向けた取り組みを進めてきた「ネコバス」をイメージした車両「APMネコバス」。2月27日に、愛・地球博記念公園でお披露目セレモニーが開催されました。

「ネコバス」のイメージを詰め込んだ愛らしい車両にくぎ付け

3月16日から愛・地球博記念公園で運行が決まっているAPMネコバス。お披露目セレモニー後に、一足早く試乗してきました。

「ネコバス」のイメージを詰め込んだ愛らしい車両にくぎ付け

車体はマットな質感で、肉球や尻尾などが立体的に表現されています。停車しているはずなのに、今にも動き出しそうです。なんとも愛らしい肉球に見とれていると、ナンバーが目に入りました。これってもしかして「と10-6(トトロ)」…?

「ネコバス」のイメージを詰め込んだ愛らしい車両にくぎ付け

乗車特典は、スタジオジブリの宮崎駿監督が描き下ろしたネコバスのイラストと、鈴木敏夫プロデューサーがデザインした「APMネコバス」の文字が入ったカード。裏面には宮崎吾朗監督がデザインした運行ルートMAPが載っています。

「ネコバス」のイメージを詰め込んだ愛らしい車両にくぎ付け

車内のシートはふかふかの素材…! ふと見上げてみると、天井まで同じ素材でした。「ネコバス」のイメージを表現するためのこだわりを感じます。

「ネコバス」のイメージを詰め込んだ愛らしい車両にくぎ付け
「ネコバス」のイメージを詰め込んだ愛らしい車両にくぎ付け

「APMネコバス」とは

「APMネコバス」とは

トヨタ自動車が開発した短距離・低速型モビリティ「APM(Accessible People Mover)」をベースに、スタジオジブリの宮崎吾朗監督監修の下、スタジオジブリの映画作品「となりのトトロ」に登場するキャラクター「ネコバス」をイメージして製作されました。MONET Technologies株式会社は、「APMネコバス」の運行の主体として、豊栄交通株式会社とともに運行していく予定です。

実際の走行ルートとなる「もののけの里」と「どんどこ森」を結ぶ道を走りました。EVのためエンジン音がなく、風の音が聞こえるほど静か。APMネコバスに乗らないと立ち入ることができない森の中を走るので、特別感も満載です。カーテンを閉めることができるので、雨の日も安心ですね。

「ネコバス」のイメージを詰め込んだ愛らしい車両にくぎ付け

森の中を走っているというのもあり、非日常感を味わうことができました。まさに、森を駆け抜けたというような感覚です。

株式会社スタジオジブリの宮崎吾朗 常務取締役は「無機質なAPMにいかに命を吹き込むか。これがチャレンジでした。来場する人に『これに乗りたい』と思ってもらえるように、今すぐにでも動き出しそうなイメージ作りを進めてきました。皆さんにかわいがってもらえたらうれしい」とこだわりを紹介しました。

「ネコバス」のイメージを詰め込んだ愛らしい車両にくぎ付け

APMネコバス公式サイト

(掲載日:2024年3月4日)
文:ソフトバンクニュース編集部