Skip to content

画像10点/月プランを購入すると、1か月目は半額になります。今なら50%オフ。

Home 動画制作 予算のある映画撮影で 人気のデジタルビデオカメラ とは?
人気のデジタルビデオカメラ

予算のある映画撮影で 人気のデジタルビデオカメラ とは?

こちらの記事は予算のある映画撮影で 人気のデジタルビデオカメラ をご紹介しております。 ハリウッド映画や、長編映画、Netflixオリジナルの撮影などでは、どんなカメラが使われているのか興味を持たれたことはありませんか? 現在人気の高い映画の撮影現場で使われているデジタルビデオカメラをご紹介します。

2019年にメジャー級映画で使用されたカメラのブランド、また、ARRI、RED、Panavisionがどのようにしてメジャー級長編映画のカメラ市場を席巻したのかについても触れさせて頂きます。 タイトル画像: #1278225172

 

1. ARRI

人気のデジタルビデオカメラ

ARRIは100年以上をかけて映画制作のスタンダードとして君臨してきたブランドです。1920〜1940年代にARRIが人気を博したのは第二次世界大戦後アメリカ人の監督がコンパクトなARRIFLEX 35フィルムカメラを使い始めたのがキッカケです。 1960〜1970年代はスタジオの規範を破った多くの監督がARRIFLEX 35フィルムカメラを使い始めました。例えば、ARRIFLEX 35 BLは、マーティン・スコセッシがタクシードライバーとレイジングブルで使ったカメラです。

1990年代には、ARRIFLEX 435と535モデルが次なる大ヒットしました。これら2種類のカメラは、スターウォーズエピソード1、ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔、フィフス・エレメント、ホット・ファズ、アベンジャーズなどで使用されました。2000年台には、ARRICAMは、トゥモロー・ワールド、ミュンヘン、ブロークバック・マウンテン、カジノ・ロワイヤル、ディパーテッド、ハリー・ポッターシリーズなどで使用されました。

2010年台に入るとARRIが第一世代のALEXAをリリース、新しいデジタルビデオカメラの時代の幕開けとなりました。ARRI ALEXAは業界スタンダードであり続け、スターウォーズ・ローグ・ワン、レヴェナント、メッセージ、ジャングルブック、クリード、マーヴェル・シネマティック・ユニバース のほとんどの映画を含む大ヒット映画の撮影で使われました。

 

ARRIで撮影された2019年の映画

・アベンジャーズ・エンドゲーム — ARRI Alexa 65 IMAX
・アス — ARRI ALEXA、ALEXA SXT、ALEXA Mini
・シャザム! — ARRI ALEXA SXT、ALEXA Mini
・ライオンキング — ARRI ALEXA 65、ARRI ALEXA SXT
・IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり — ARRI ALEXA SXT
・アラジン — ARRI ALEXA SXT、ALEXA Mini

 

2. RED

人気のデジタルビデオカメラ

REDは会社としては20年前から存在していましたが、2006年に最初の映画撮影用のデジタルビデオカメラ RED ONEを発表しました。その後、2009年までに、REDはDigital Stills and Motion Capture(DSMC)システムを導入し、Epic、Scarlet、Dragonに搭載されました。

2015年に、REDはDSMC2システムをリリースし、その後、ネーミング構造の簡素化を試みました。DSMC2のブレインには、Monstro 8K VV、Helium 8K S35、Gemini 5K S35、Dragon-X 5K S35といった複数センサータイプに搭載されました。

REDカメラは、劇場用映画やインディーズ映画のフィルムメーカーの間で急速に人気を博し、特にVFXの多いシーケンスをキャプチャする必要があるメジャー映画で使用されています。

 

REDで撮影された2019年の映画

・ランボー ラスト・ブラッド — DSMC2 Gemini S35
・マレフィセント2 — DSMC2
・Dragged Acrossed Concrete — RED Weapon Helium

REDは、カメラメーカーのPanavisionと提携し、Millennium DXLを製造しました。REDのセンサー技術を使用したPanavisionカメラです。 Panavision Millennium DXLを使用した新作映画には、ニュー・ミュータンツがあります。

 

3. Panavision

人気のデジタルビデオカメラ

1953年、Panavisionはアナモルフィックレンズ製造を専門とする会社としてスタートし、1950年代のシネマスコープを使った映画製作者の間で人気を博しました。その後、主にカメラとレンズを専門とする一般的な映像機器に参入した後、1972年、PanavisionはPanaflex 35mmカメラを発表しました。 すぐにヒット商品となり、後継機モデルは、ロッキー、バック・トゥー・ザ・フューチャー、スターウォーズ: 帝国の逆襲、ゴールデン・アイ、バットマン・リターンズ、LAコンフィデンシャルなどの現場で使用されました。

1990年代には、PanavisionはMilleniumカメラシリーズをリリースし、このシリーズでは、シックス・センス、ドニー・ダーコ、ハリーポッターと賢者の石、Xメンなどの映画が撮影されました。

先程のPanavisionとREDの提携で、Milleniumカメラのデジタルバージョン(DXLとDXL2 8K)を作りました。Panavisionも技術的にはARRIの競合ですが、同社はレンタル事業用にARRIカメラを大量に所有しており、彼らのARRIカメラは、Panavisionレンズに合うように仕様変更されたPan-Arriに変更されています。

 

Panavisionのカメラで撮影された2019年の映画

・ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド — Panavision Panaflex Millennium XL2
・スターウォーズ: スカイウォーカーの夜明け — Panavision Panaflex Millennium、Panavision Panaflex System 65 Studio、IMAX MKIV、IMAX MSM 9802

 

4. 複数のカメラを使用した映画

映画制作は、常に適切なカメラを使う必要がある為、複数メーカーによる複数種類のカメラボディを組み合わせることもよくあります。スターウォーズIXの様なIMAXを使った作品から、VFXがヘビーなシーンのある映画まで、メジャー級大ヒット映画ではかなりスタンダードな手法です。

例えばマーベル映画の最新作、キャプテン・マーベルの撮影で使われたカメラをみてみると、複数のカメラが使用されたことが分かります。

 

キャプテン・マーベルで使われたカメラ

・ARRI Alexa 65、Panavision Sphero 65 Lenses
・Panavision Millennium DXL、Panavision Sphero 65 Lenses
・RED Weapon 8K VV Monstro、Panavision Sphero 65 Lenses

映画制作のプロセスの様々な側面から複数のカメラが使用されることは珍しくありません。マーベル・シネマティック・ユニバースの初期の映画であるアイアンマンは、ARRIFLEX 235、Panavision Panaflex Millennium Camera、Panavision Panaflex Millennium XL Cameraを使って撮影されました。

実際、最高のカメラがあるのかどうかと問われても、その答えは難しいとしか言いようがありません。 映画は、監督と撮影監督が満足している機材で撮影する傾向があり、最高のスペックを備えたカメラではなく、その仕事に適したカメラが答えなのではないでしょうか。

 
こちらの記事は shutterstock Blog 英文の翻訳です。
原文の記事(英語)原文の著者:Jack Roberts

 
動画制作・動画編集のヒントや無料ツールなどに興味のある方は、以下の記事を合せてご参照ください。

リバース画像検索機能 が動画でも使えるようになりました
After Effectsを使った ロトスコープのチュートリアルをお届けします
長回しでアクションシーンを撮影 するコツ をお伝えします
今日から使える! Affter Effectsのコツと裏技 をご紹介します
アニメでよく使われる スピード線をAfterEffectsで入れる 方法とは?
動画編集をされる方に 無料の動画用素材とツール191選をお届けします
AfterEffectsをマスターするコツ をお届けします!
球体に AfterEffectsの3Dマッピング をする方法とは?
動画チュートリアル: AfterEffectsで3D テキストを動画に書き込んでみよう
AfterEffectsでジェット戦闘機攻撃シーン を作成する無料ツールのご紹介
AfterEffectsで文字に3D効果を付ける方法をご紹介
無料の4K背景映像 – 19種類の星雲映像が無料でダウンロードできます!

Recently viewed

この投稿を共有

Recently viewed