エリンジウム(エリンジューム)
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エリンジウム(エリンジューム)の基本情報

学名:Eryngium
和名:ヒゴタイサイコ
その他の名前:マツカサアザミ、エリマキアザミほか

科名 / 属名:セリ科 / ヒゴタイサイコ属(エリンジウム属)

エリンジウム(エリンジューム)
‘フルエラ’
エリンジウム(エリンジューム)
‘シルバー・ストーン’
エリンジウム(エリンジューム)
エリンジウム・プラナムの園芸品種

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エリンジウム(エリンジューム)とは

特徴

エリンジウムは、金属質の光沢があるユニークな形状で人目を引きつける花で、球状に小花が集まり、そのまわりを囲むようにとげのある苞が広がります。分枝してにぎやかに咲くものも多く、涼感がありながらも、シャープな印象を受けます。エリンジウム属には230種ほどがあり、大きさや草姿はさまざまですが、最も一般的で多く栽培、利用されているのは、マツカサアザミと呼ばれるプラナム種とその交配種です。花だけでなく、茎や苞も青く色づき、長もちするので、ドライフラワーとしても利用されます。花壇の中央や後方でスペースを確保し、草丈と形状を生かすような配植をするとよいでしょう。背景に常緑樹などがあると、くっきりと浮き上がるように引き立って見えます。冷涼地では株の寿命が長く大株に育ちますが、平地や暖地では一・二年草扱いされることが多く、開花のために低温を必要としない品種も育成されています。

基本データ

園芸分類 草花
形態 多年草(一・二年草扱い) 原産地 ヨーロッパ、南北アメリカ
草丈/樹高 10~200cm 開花期 6月~8月
花色 青,紫,白,茶,緑 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強~中 耐暑性 強~弱
特性・用途 開花期が長い,カラーリーフ
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • エリンジウム・プラナム

    Eryngium planum
    最もポピュラーで性質の強い種類。‘フルエラ’など品種が多く、‘ブルー・グリッター’は3月まきで初夏に開花する。
  • エリンジウム・アルピナム

    Eryngium alpinum
    苞がレース状に大きく広がる。濃青紫〜白まで色幅がある。
  • エリンジウム・ユッキフォリウム

    Eryngium yuccifolium
    北アメリカ原産の強健種。ユッカのようなシルバーリーフ。
  • 「ジャックポット」シリーズ(栄養系)

    Eryngium planum 「Jackpot」
    草丈は低く花つきがよい。斑入り葉や花穂が密生するものなどバラエティに富む。
  • ‘セリナ’

    Eryngium ‘Serina’
    濃青紫。やや大輪でボリュームがある。
  • エリンジウム・オリベリアナム

    Eryngium × oliverianum
    アルピナムに似た強健種。
  • エリンジウム・ギガンチウム

    Eryngium giganteum
    銀白色の大輪種。苞も大きく美しいが、とげが鋭い。二年草扱い。

育て方・栽培方法

エリンジウム(エリンジューム)の栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

エリンジウム(エリンジューム)のそだレポ(栽培レポート)

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