凛オーバルタイプでレイアウトに挑戦
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玄関や庭を本格的なビオトープで彩りたい!そんな人におすすめなのが碗型の睡蓮鉢「凛 RIN」。軽量で耐久性のあるFRP製なので持ち運びが容易です。上部の外径が広く、多くの水生植物を植え込むことができます。
How to layout
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ビオトープレイアウト図
漠然と植えたのでは見栄えのよいレイアウトには仕上がりません。バランスよくレイアウトするにはいくつかのポイントがあります。では実際にレイアウトの制作過程を見てみましょう。
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睡蓮鉢を準備
玄関や庭先など日当たりがよい場所に軽くて丈夫なFRP製睡蓮鉢「凛 RIN Lサイズ」を配置します。用土を入れる前に軽く水ですすいでおいてください。外径75cmと見た目はとても大きいですが、非常に軽量です。女性でも持ち運びは簡単です。ただし、用土を入れて水を注ぐと、そう簡単には動かなくなります。人が通るのに支障はないか、ホースは届くか、水はけはよいかなどを確認してから配置する場所を決めてください。
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後方を高めに敷くのがポイント
設置場所が決まったら、ビオの土を投入します。投入量は63Lが目安です。大きな固まりがあったら丁寧にほぐしてください。前方を低めに抑え、後方を高く盛り上げると水生植物が植えやすくバランスもよくなります。本品は天然土なので異物が混入している場合があります。取り扱いには十分に注意してください。
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深山石でダイナミックに岩組み
深山石を組み上げます。高く盛り上げた後方の土が滑り落ちないように、傾斜部分に石を組むのがコツです。石が崩れないように、大きな石のすき間に小石をかませておくと安心です。前方はスイレンを配置しやすいように広く空けておきましょう。
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前方に姫スイレンを配置
前方に姫スイレンなどを配置します。来年、植え替えがしやすいようにポットごと植え込みました。スイレンのつぼみがついている場合は、花が咲く位置を考慮に入れながら配置してください。
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後方に水生植物をレイアウト
後方にレイアウトする水生植物はポットから外して植え込みます。ただし、すぐに植え込むのではなく、最初はポットごと用土の上に並べ、各植物の配置場所を考えていきます。草丈や隣接する葉の形状、色合いなどをよくチェックして配置場所を決めてください。
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ポットから植物を取り出して植え込む
配置場所が決まったら、ポットから取り出して植え込みます。根が張っていて、うまく取り出せないときは、ハサミでポットをカットして植物を取り出します。
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根をよくほぐしてから配置
根が伸びている場合はカットします。茎元が固まっている場合はよくほぐしてから植え込みましょう。
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茎葉の向きを意識して植栽しよう
トクサ類はまっすぐ茎が直立するように植え込みます。シラサギカヤツリやヒメオモダカといった植物は葉が正面を向くようにします。
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植物の植え込み完了
すべての植物を配置したらレイアウト完了です。使用した植物はアサザ、シラサギカヤツリ、ラセンイ、ヒメオモダカ、ミズトクサ、ノチドメ、ウォータークローバー ムチカ、トクサ、トワダアシなど。スイレンは姫スイレン(赤、白、黄)と熱帯性スイレン(青紫)です。
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睡蓮鉢に水道水を注ぐ
睡蓮鉢に水を注ぎます。用土を巻き上げないように少量ずつ時間をかけて注水してください。セット当初はなかなか水の濁りが取れませんが心配は不要です。早く水を澄ませたいなら、しばらく水を出しっぱなしにしておきます。
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前方に大磯砂を敷く
水の濁りが取れたらスイレンを植えた前方に大磯砂を敷きます。今回はNo.16 Classic(大磯砂)ラージ9リットル(60cm水槽用)(約15kg)を使用。スイレンの茎元にムラなく敷き詰めます。表土を比重のある大磯砂で覆うことで、水が濁りにくくなります。
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メダカ収容前にカルキ抜きを
水が落ち着いたら、メダカを泳がせてみましょう。メダカを収容する前に、カルキ抜きを注いで塩素除去を済ませます。
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ヒメダカ30匹を泳がせる
睡蓮鉢にメダカを移し変えます。今回泳がせたのは最も人気が高く飼いやすいヒメダカ。30匹を収容しました。
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本格ビオトープの完成
定期的に水やりをして、ビオトープの固形肥料を与えてください。状態よく管理すれば次々とスイレンのきれいな花を観賞することができます。