健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
健康メニュー|「卯の花」純白の花に見立てた、身体にもお財布にも優しい一品

健康メニュー|「卯の花」純白の花に見立てた、身体にもお財布にも優しい一品

卯の花は大豆からできたおからを使った、副菜のひとつ。5月から6月に咲く純白の「卯の花」に見立てたメニューです。味噌や豆乳、豆腐など、日本食には大豆からできたものがたくさんありますが、中でも卯の花は、あまり知られていない印象です。しかし、おからには他の大豆食品とくらべても引けを取らないほどの栄養価があるのです。今回は、卯の花についてやおからの栄養と食べ方についてご紹介します。


卯の花は大豆からできたおからを使った、副菜のひとつ。味噌や豆乳、豆腐など、日本食には大豆からできたものがたくさんありますが、中でも卯の花は、あまり知られていない印象です。しかし、おからには他の大豆食品とくらべても引けを取らないほどの栄養価があるのです。今回は、卯の花についてやおからの栄養と食べ方についてご紹介します。

旧暦「卯月」に咲く花にたとえた栄養食「卯の花」

副菜として添えられているとちょっぴりうれしい「卯の花」。卯の花の主材料であるおからは、大豆から豆乳を作ったあとの絞りかすです。そのおからににんじんやしいたけを加えて、しょうゆ・みりんなどで味をつけたものが卯の花です。

ちなみに植物のほうの「卯の花」は、アジサイ科の「ウツギ」の別称です。4月は「卯月」ともいいますが、これは「卯の花」が咲く時期を意味しています。新暦では1ヵ月ほど季節が早くなるので、卯の花は5月から6月、初夏の花です。食べ物を花に見立てて呼ぶというのはなんとも粋でかわいらしさを感じます。また、地域によっては「きらず」とも呼ばれ、こちらは包丁なしで調理できることに由来します。

食べ物が別名を持つことはよくあることで、お彼岸に食べる「ぼたもち」「おはぎ」は同じものを指しますが、春のお彼岸は牡丹の花に見立てて「ぼたもち」、秋のお彼岸は萩の花に見立てて「おはぎ」と呼びます。

大豆にも豆乳にも引けを取らない、おからの栄養

おからは大豆を原料とし、低カロリーで、大豆由来の良質のたんぱく質がたっぷりと含まれています。カリウム、カルシウムを含み、また、植物繊維の豊富さは豆乳にはない長所といえます。

食物繊維は水に溶ける「水溶性」と、水に溶けない「不溶性」の2種類があり、おからの食物繊維は「不溶性」です。不溶性食物繊維は、水分を吸収して膨らみ、便がかさ増しされることで排便をスムーズにします。また、食物繊維は乳酸菌などの善玉菌のエサとなるため、腸内環境の改善にもつながります。

さらに大豆が持っている良質のたんぱく質が、おからにはしっかり残っています。たんぱく質の量はゆで大豆の70%ほどで、カルシウムはゆでた大豆よりも豊富です。このたんぱく質にはオリゴ糖が含まれ、こちらも善玉菌のエサとなって、おなかの調子を整えてくれます。

また、おからの原料である大豆は、薬膳の世界では「余分な水分代謝を促し、肝臓の弱い方、むくみやすい方、足腰の弱い方に向く」といわれています。季節が梅雨に向かう時期は、普段むくみのない方もむくみやすくなります。食養生の面で見ると、梅雨前の1~2ヵ月前から、こうした水分代謝を助ける食材を食べて身体に準備させておくのがおすすめです。

生・乾燥・パウダー、用途で選んで賢く使おう

おからには生タイプ、乾燥タイプ、パウダータイプの3つが出回っています。栄養の優秀さもさることながら、200円くらいから手に入るお手頃価格も見逃せません。ここでは各タイプの特徴や使い方をご紹介します。

生タイプ

大豆をしぼった残りのまま、できたてのおからです。水分をしっかり含んでいて、最も大豆の風味が残っています。日持ちしないのが難点ですが、冷凍保存すれば1ヵ月程度持ちます。

乾燥タイプ

乾燥おからに対して約4倍の水と混ぜて、戻すことで生タイプと同じように調理します。保存性が高く、常温でも1ヵ月程度は持つのがうれしいポイント。味付けをして卯の花にしたり、また、ハンバーグのたねやパン粉の代わりに混ぜてカロリーを抑えたりと、アイデア次第で使い方が広がります。

パウダータイプ

乾燥タイプを粉末状にしたタイプです。粒子がとても細かいので、クッキーやホットケーキなどの種に混ぜたり、スープやサラダにぱぱっとふりかけたりして、一品あたりの栄養価アップに重宝します。

かつては日本の食卓によく登場していた卯の花ですが、最近ではめっきり見る機会が減りました。しかし、調理は難しくなく、栄養も価格も優秀なのですから、使わない手はありません。3タイプのなかから、ご自身が使いやすいと感じたものをまずひとつ、食卓へ再登場させてみてはいかがでしょうか。

関連する投稿


健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。


健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。


健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。


健康メニュー|頭に体にだんぜんヘルシー! 手軽に魚料理を取り入れるコツ

健康メニュー|頭に体にだんぜんヘルシー! 手軽に魚料理を取り入れるコツ

魚を食べることは体にいいと分かっているのに、調理の手間や骨が苦手といった理由で敬遠する方も多いよう。実際、どの世代でも性別に関わらず魚の摂取量は減少しています。そんな今だからこそ知ってほしい、魚を食べることのメリットや、手軽に食事に魚を取り入れるコツをご紹介。今より少しだけ魚を食べることからはじめましょう!


野菜の豆知識|おいしい柑橘のキーワード「タンゴール」って知ってる?

野菜の豆知識|おいしい柑橘のキーワード「タンゴール」って知ってる?

柑橘類にはさまざまな品種がありますが、みかんやオレンジという異なる品種をかけ合わせた「タンゴール」は、それぞれの柑橘類の特徴を持ち合わせた柑橘類です。今回は、タンゴールの基本と代表的なタンゴールについて解説します。


最新の投稿


健康習慣|寿命を延ばすスポーツ第1位はテニス、その理由とは?

健康習慣|寿命を延ばすスポーツ第1位はテニス、その理由とは?

人生100年時代に向けて寿命の捉え方も変化し、日常を制限なく生活できる期間とされる健康寿命への関心が高まっています。健康的な人生の時間を延ばすには、どんな生活を送るといいのでしょう。近年の研究では、テニスをする人はまったくしない人に対して死亡率が47%少なく、習慣化している人は平均寿命が9.7年も長いことが分かっています。今回は、テニスの習慣化による健康効果や寿命を延ばす理由について解説します。


健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。


楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。


健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。


健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。