帝国データバンク県内支店が10日まとめた2023年の県内企業の倒産件数(負債1千万円以上、法的整理)は前年より4件増えて73件で、3年ぶりに前年水準を上回った。新型コロナウイルス関連融資などで件数が抑制され、21年と22年は05年以降で最少の69件だったが、23年は増加に転じた。負債総額は前年比64・4%増の169億6300万円。征矢野建材(松本市)の65億円が最大だった。
新型コロナの5類移行で経済活動が活性化した一方、光熱費や原材料の高騰で