奥野史子さん(シンクロナイズドスイミング五輪銅メダリスト)限界は能力のはるか先に 〈山ろく清談〉記者のこぼれ話あり

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奥野史子さん

 1992年バルセロナ五輪のソロとデュエットで銅メダルを取り、翌年のワールドカップはソロで表彰台を逃しました。日本勢はメダルを取り続けていたのに私の敗北で失った。どうすればまた上に行けるか考え、今までにないものをやろうと決意しました。94年世界選手権ソロで挑んだ「昇華~夜叉(やしゃ)の舞」。それまでは笑顔で競技するのが当たり前でした。女性の情念や喜怒哀楽を表現しようと「笑わないシンクロ」で臨んだ…