借金はいくらになるとやばいのか?
ざっくりポイント
  • 借金が「やばい」状態かどうかを判断するのは借金の額と収支のバランスによる
  • 返済のために借り入れを始める状態「やばい」といえる
  • 借金が「やばい」場合には債務整理を

目次

【Cross Talk 】借金はいくらくらいになるとやばいですか?

借金がかなり増えています。いくらくらいになると借金ってやばいでしょうか。

「やばい」という言葉の意味を「何か手当をする必要がある」と捉えれば、少なくとも返済のために借り入れを始めている場合には「やばい」といえますかね。

なるほど!詳しく教えてもらっていいですか?

返済のために借り入れをする状態は「やばい」?

借金はいくらくらいから「やばい」のでしょうか。法律の世界で「やばい」という言葉を使うことがないので、「やばい」が何を指すのかによって論じ方も変わってきます。「やばい=何か手当をする必要がある」と考えた場合には、借金の額だけではなく返済能力との関係で検討すべきです。少なくとも返済のために借金をしている状態になった場合には「やばい」という風にいえるでしょう。借金がやばい場合の債務整理の概要と一緒に確認しましょう。

借金はいくらからがやばいのか?

知っておきたい借金(債務)整理のポイント
  • 借金が「やばい」といえるかは返済能力との関係で考える
  • 返済のために借り入れをしている状態にはもう「やばい」といえる

借金が「やばい」といえるのはいくらからなのでしょうか?

「やばい=何か手当をする必要がある」と考えた場合には、返済のために借り入れをしている状態はもう「やばい」といって良いですね。

借金はいくらからが「やばい」のでしょうか。
「やばい」という言葉は法律用語ではないので、ここでは「何か手当をする必要がある」ことを「やばい」とすることにします。

借金がやばいかはあくまで返済をどれほどできるかによって異なる

借金がいくらあればやばいかは人によって異なります。
例えば、借金が100万円あるとして、毎月5万円しか返済できない方と、毎月20万円返済できる方では、借金の重みが違います。
あくまで借金がやばいとして、手当が必要かどうかは、借金の額だけで判断するわけではなく、借金をいくら返済できるかと関連付けて検討すべきでしょう。

返済のために借り入れをしている状態なら「やばい」といえるので対応が必要

借金が多くなってくると、返済のために借り入れをするという状態になることがあります。
消費者金融や信販会社からの借り入れについては、借入期間が5年未満くらいの場合、30万円~50万円程度が上限で、それ以上は借り入れ実績が長くなってきて上限が上がらないと貸し付けてもらえないことが多いです。
そのため、それ以上借り入れをしようとする場合には、他の貸金業者に借り入れることになります。

こうして借り入れ件数が増えてくると、給料日の直後以外にも返済が必要です。
そのため、他の貸金業者から借り入れをして別の貸金業者への返済をして枠があいた会社から借り入れを行うということを繰り返すようになります。
このような、状態だと借金がどんどん増えるだけなので、いよいよ手をうたないと「やばい」ということになります。

返済の滞納を始めている場合には一刻の猶予もない

どの会社も枠いっぱいまで借り入れを行った結果、どこも貸してくれなくなり、滞納が始まります。
滞納が始まると、遅延損害金を支払う必要があるうえに、督促の電話や書面がくるようになります。

返済がさらに難しくなるうえに、精神的な余裕がなくなるので、「やばい」かどうかを考えている暇もなくなり、一刻も早く手を打つべき状況になります。
なお、さらに放置をすると、貸金業者は訴訟を行い、給与を差し押さえにきます。

借金の額が「やばい」場合の対応方法

知っておきたい借金(債務)整理のポイント
  • 借金の額が「やばい」場合には債務整理
  • 債務整理の個別の手続きの概要

借金の額が返済能力を考えると「やばい」場合にはどうすればいいですか?

債務整理をしましょう。

借金の額が「やばい」となっている場合には債務整理をしましょう。
借り換え・おまとめローンのように利息の負担や月々の返済額を軽減してもらえる可能性はあるのですが、借金の額が「やばい」というような段階では審査が通らないことがほとんどです。
債務整理は、任意整理・自己破産・個人再生などの個別の手続きの総称です。

任意整理

任意整理とは、裁判所の手続きをとらず、直接債権者と交渉して借金を減額させる方法をいいます。
お金を借りる契約である金銭消費貸借契約を結ぶと、毎月元金と利息を返済し、返済が滞ると遅延損害金とともに返済する必要があります。
任意整理では、利息・遅延損害金をカットして、元金のみを36回~60回の目処に分割して返済するように交渉をします。
奨学金や中小の貸金業者・商工ローンから借りたときのように、連帯保証人がついている場合には、連帯保証人を外して債務整理ができるなどで、ある程度自由度はあります。
一方で元金は支払わなければならない点では、一番減額の幅が狭い債務整理方法であるといえます。

自己破産

自己破産とは、裁判所に申立てをして、借金を免除してもらう手続きをいいます。
自己破産は債務整理の方法の中でも、借金を免除してもらうという点でメリットが大きい手続きです。
ただし、税金・慰謝料・養育費のような一部の債権については免責されません。
自己破産手続きは、本来支払うべき債務を、破産法の規定に基づいて強制的に免責するものなので、裁判所に申立てをして行います。
その手続きは厳格であり、また住居制限や資格制限など各種制限がされる点で注意が必要です。

個人再生

個人再生とは、裁判所に申立てをして、借金を減額してもらって分割して支払っていく手続きをいいます。
個人再生によると、最大で債務を1/10に減額してもらって、それを36回~60回の分割払いにしてもらえます。
この手続きは自己破産ではないため、自己破産の場合の職業制限はありません。
また、住宅資金特別条項(住宅ローン特則)を利用すれば、住宅を維持しながら債務整理をすることが可能です。

どの手続きによるべきかは、その方の借金の額と返済能力によって個別に考えることになるので、早めに弁護士に相談しましょう。

まとめ

このページでは、借金がいくらであれば「やばい」といえるのか、「やばい」とは何を意味するのかをお伝えしました。
多重債務の状態になって他の場所から借りて返済に充てる状態になっていると、借金が増える一方で、「やばい」のではないかと考えられます。
既にこのような状態にあるのであれば、早めに弁護士に相談しましょう。