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無病息災などを願って火渡りする伊東住職

 【宇都宮】田下町の多気山持宝院山麓道場で16日、薪を燃やした灰の上をはだしで歩く「大火渡り祭」が行われた。装束に身を包んだ山伏や檀信徒が新型コロナウイルスの感染収束などを願いながら歩いた。

 無病息災などを祈願する恒例行事。昨年は新型コロナの影響で中止となり、2年ぶりの開催となった。

 ほら貝の音色が鳴り響く中、山伏が儀式を執り行った後、炉に火が入れられた。家内安全や無病息災などの祈りをつづった護摩札を抱えた伊東永人(いとうえいじん)住職(46)が勢いよくはだしで歩いた。

 家族6人と埼玉県加須市北小浜から訪れ、約5メートルの火渡りを終えた小学1年河北琉真(かわきたりゅうま)君(6)は「初めてだったけど熱くなかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。