下野新聞社などが主催する第五十四回「しもつけ21フォーラム」が二十日、宇都宮市内のホテルで開かれ、NECの矢野薫社長が「イノベーションと企業経営」と題して講演。イノベーション(革新)を企業のDNAとして位置づけた戦略について語った。
NECは一八九九年創立、県内にはグループ会社として「アンテン」、「NECトーキン」などがある。
矢野氏は、組織の魂、競争力の源泉を「DNA」と位置づけ、「DNAを持つ企業が経営環境の変化に耐え、組織能力を上げることができる」とした。その上で「今日と違う明日をつくる、そういう夢や情熱がイノベーションをつくる。NECのDNAは、『イノベーションでお客さま・社会に貢献』だ」とした。
同社の取り組みとして、生産現場ではトヨタ生産方式の導入や現場の工夫尊重による活性化、事務部門では情報技術(IT)を駆使した柔軟なワークスタイルの実現やペーパーレスを推進したセキュリティーの強化などを挙げた。事務部門ではこれらの成果で、顧客対面時間が約40%増えたという。
また、同社の先端技術などを紹介し、次世代ネットワークの構築に意欲を示した。
「JR東日本の現状と将来展望 分割民営化から二十年、今後のJR東日本の進む方向」 JR東日本社長 …
2007/12/6