倉敷市水島地区で活動する地域おこし協力隊の村上雄一さん（２５）が、地元の焼き肉店をまとめたマップ「水島焼肉マップ　みずしまぶらり遍路」を作成した。自身が食べ歩いて厳選した１０店を紹介。水島地区を焼き肉の聖地として発信する狙い。

　肉のこだわりや店の雰囲気を写真と地図付きで掲載。１頭買いした和牛を提供する喰〓呂連島店（連島町西之浦）、ホルモンの種類が豊富な「焼肉金さん」（水島明神町）などを常連客のメッセージとともに紹介している。（〓は「日」へんに「太」）

　マップのＱＲコードを読み込むと特設サイトにアクセス。載せきれなかった各店のお薦めメニューや食べ方を紹介するほか、店主の人柄にも触れている。

　村上さんは、市観光課と活性化策を話し合う中で地区内に約２０ある焼き肉店に着目し、マップを発案。地元まちづくり団体・ミズシマ盛りあげ隊の隊員らとも協力して作った。

　「個性あふれる店が並び、どんな人にもはまる店が水島に集まっている」と村上さん。市職員の採用試験に昨年合格し、４月からは職員として地域振興に携わり「温かい人が多い水島は、いつまでも応援したい地域。今後も立場を変えて盛り上げていきたい」と話す。