小説、エッセーの執筆でも活躍する女性お笑いコンビ、Aマッソの加納愛子(35)が、東海ローカル・中京テレビのドラマ「スナック女子にハイボールを」(4月4日スタート、木曜深夜1・04)の脚本を担当することになり、東京都内で会見した。
民放の連ドラでは初の単独オリジナル脚本で、1話30分の全10回。TVer、Locipoなどで配信もされる。制作サイドから「スナックを舞台に」とオファーを受けたという加納。「今は他人に興味のない人が多いけど、他人に興味を持つだけでいろんな交流ができる楽しさを描きたい」と構想を明かした。
物語の舞台はスナック「マーガレット」で、風変わりなママを演じる山口紗弥加(44)と人間関係に疲れたアラサーのOL客に扮する北香那(26)がダブル主演。OLがママからの教えや常連客との交流を通じ、面白おかしく生きがいを見いだす姿などを1話完結の会話劇で描く。
加納は「私はお酒をあまり飲めないし、スナックは正直うざいなと偏見を持っていた。でも、脚本を書く前に後輩や友達と何軒か行き、くだけた会話の中から生まれる真実や物事の解決法もあると思いました」と納得。「スナックは社会の縮図だと思う」と目覚めたという。
「相方(村上愛、35)はすごくお酒を飲むし、酔うと本音をしゃべるので、登場人物の参考にしました。お笑いネタを書くときは基本、登場人物は2人だけですが、ドラマはたくさん出てくることもあり、自分の遅筆にビビってます」と苦笑も漏れた。