キスマイは新体制でパワフルなステージを披露。これからもファンと二人三脚で歩む=東京・渋谷区
ギャラリーページで見るKis-My-Ft2が15日、東京・国立代々木競技場第一体育館で単独ライブを行い、昨年10月から8都市を回った6人体制初の全国ツアーを完走した。同8月に最年長としてグループをけん引してきた北山宏光(38)が脱退したが、〝新生キスマイ〟として新曲「C'monova」など全32曲を披露。初夏のアルバム発売と東名阪3大ドームツアー(日程未定)の開催を発表してファンを喜ばせた。
ライブ本編の最後に7人体制ラストシングル「ともに」のイントロが流れると、場内が真っ赤に染まった。観客1万2500人のペンライトは北山のメンバーカラー一色。キスマイとファンの思いが一つになり、サビを一緒に大合唱した。
「あの演出はファンのみんなが(ツアー初日から)自発的にしてくれて『逆サプライズ』をもらった。最初は6人で不安があったけど、今なら7人でできなかったことができるかもしれない」
中心となりライブ演出を担当した二階堂高嗣(33)は前を向いた。
デビュー曲「Everybody Go」は得意のローラースケートで披露。人気曲「CHUDOKU」は椅子に座ったままのフライング、「Lemon Pie」はタイトルにちなんだレモンの香りといった初めての演出で進化を証明した。
主に北山が担っていたMCは宮田俊哉(35)を中心に全員でカバー。北山の歌唱パートを振り分け、フォーメーションも変更し、横尾渉(37)は「ツアーの最初はみんな歌詞を間違えていた」と苦笑い。宮田は「6人の形を作るツアーを皆さんのおかげで完走できた」と支えてくれたファンに感謝した。