ダウンするハプニングを乗り越え、涙ながらに感謝を伝える江藤(中央右)と左から池田、今村、新井。ずうとるびの絆は永久に不滅だ!=東京・神宮前(撮影・田村亮介)
ギャラリーページで見る1970年代後半の人気男性アイドルグループで2020年に再結成したずうとるびがデビュー記念日の10日、東京・ラドンナ原宿で50周年ライブを開催し、年内での活動休止を電撃発表した。終盤のMCでメンバーの江藤博利(65)は「体力の限界」とファンに理由を説明後、全力歌唱の影響でのぼせ状態となり、舞台上でフラついて横に。緊急事態で楽屋に戻ったが、アンコールでは復活。泣きながら「ありがとう!」と手を振り、「年内は頑張ります!」と誓った。
歌、踊り、バンド演奏、笑いと何でもありのずうとるびが、サプライズ発表あり、ハプニングありで50周年ライブに衝撃を走らせた。
1974年2月10日にレコードデビューしてから半世紀の節目となったこの日は、江藤、新井康弘(67)、今村良樹(66)、池田善彦(65)の4人が登場。デビュー曲「透明人間」や代表曲「みかん色の恋」など2時間半にわたり全28曲を熱唱した。
江藤が「突然ですが、年内で活動休止します」と発表したのは終盤。ペンライトを振っていたファンが「えー!」と驚きの声を上げる中、「今年いっぱい力を出し尽くして、なるべく地方も回りたい」と4月の名古屋公演、6月の大阪公演も頑張ることを誓った。
2020年2月の再結成から約5年をメドに区切りをつけた今回の決断は、個々の活動もしっかりするための選択でもあるが、この日、65歳の誕生日を迎えた池田を含むメンバー全員が前期高齢者になったことも理由の1つ。「体力の限界」とおどけていた江藤だが、その数分後、のぼせからフラついて膝をつく状態に。「ちょっとポックリ逝っちゃうかも」とファンを安心させるためにギャグを言いながら、新井らに介抱された。