卓球の全日本選手権第5日は26日、東京体育館でパリ五輪シングルス代表男女各2枠の最終選考の対象となる一般の部のシングルスが行われ、男子はともに同代表を確実とする張本智和(智和企画)と戸上隼輔(明大)が準々決勝に進んだ。16歳の松島輝空(木下アカデミー)は篠塚大登(愛知工大)に敗れ、ベスト8入りはならなかった。
男子シングルスで26日の4回戦から登場した張本智と戸上は順調に勝ち上がった。前回準優勝の張本智は6回戦で五輪3大会代表の丹羽と対戦するなど3試合ともサウスポーが相手。「大まかな戦術が同じで対策できた」と納得の様子だった。
3連覇を狙う戸上は2年前の決勝で戦った松平健と6回戦で当たり、鋭いドライブで攻め勝った。「冷静にプレーすることが必要不可欠」と今後を見据えた。