フリーアナウンサー、宮根誠司(60)が20日、ニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・0)にサプライズゲストとして緊急出演。前日にパーソナリティーの歌手、和田アキ子(73)に飲み会に呼び出されたことがきっかけとなっての出演で、番組スタッフも詳しいことを聞かされていなかったという。番組ではフリーアナウンサー、有働由美子(54)の日本テレビ系報道番組「news zero」卒業に衝撃を受けた話など、約50分間にわたって和田らとトーク。スタジオは大いに盛り上がった。
和田は番組冒頭に「ミヤネ屋とかMr.サンデーでおなじみの宮根誠司ちゃんが来てくれてるんです」と紹介した後、すぐに宮根に向かって「何しにきたん」と声がけ。
宮根は「昨日(19日)の夜、アッコさんに『お前ラジオけえへんのか』といわれて…」と、とまどいながらも事情を説明。いったん断ったものの、「家に帰ったらその言葉が腹の中でぐーっと下の方に入って。なら行くしかないわと」出演することを決めたという。
もともと和田が東京・西麻布で関係者ら4人で食事していた際に、「大阪にいると思って」電話をした宮根が、たまたま六本木にいたことが発端だった。
宮根は「アッコさんから電話があるということは緊急事態じゃないですか。出ないとしても折り返さなきゃいけない」「緊急事態、飲み会、クレーム、いろんなパターンを考えなきゃいけない。叱られるんやったら早く叱られた方がええ」と、意を決して電話に出たところ、飲み会の呼び出しを受けて合流することに。
酔った様子の和田から誘いを受けて、ラジオ出演を決意した宮根。後から電話で和田から「来んでええから」と言われたが、「どこまで本心かわかりませんやん。試されてると。行っといたほうが」と〝危機回避〟の道を選んだ。事務所の人たちに相談すると、ノーギャラでいってくださいといわれたという。
自身の仕事についての話題になると、宮根は「月~金(の番組出演は)どうなんかなって思うことありますけどね」。その理由は有働の「news zero」卒業決定だと話す。
「有働さんが辞めるのは大きいですよ。まだばりばりやりはる感じしたじゃないですか。『月~金辞めたらやりたいことあるんですか』と連絡したら、『やりたいことはないけど月~金やってたらいけないなって私、人生のなかで思ってます』といわれたときに、結構ショック受けたんですよ」と告白。「自分の中で自由な時間とか、ライフスタイルとか考えはったんちゃいます?」と推測してみせた。
NHKの青井実アナ(43)や日テレの藤井貴彦アナ(52)など、局アナのフリー転身が続いていることについて、和田が「いま辞めるの、はやってるね。なんでやろ」と疑問を呈すと、宮根は「管理職か現役かというところでみんな悩むんですよ。部長、局長というのがあって、そこでなれるかなれないかというのがあって。定年延長とか厳しいことがあって…」とリアルな事情を解説した。