大相撲初場所3日目(16日、両国国技館)復活を目指す横綱照ノ富士(32)は平幕阿炎(29)をとったりで下し、連敗を避けた。照ノ富士は、腰を痛めて昨年名古屋場所を途中休場、その後2場所を全休。3場所連続休場中から今場所で復帰し、初日を白星で滑り出したが、2日目に平幕若元春(30)に寄り切られていた。
先場所覇者で横綱昇進に挑む大関霧島(27)は九州場所で優勝を争い2度目の敢闘賞を受賞した平幕熱海富士(21)を危なげなく寄り切り、大関豊昇龍(24)は小結宇良(31)に攻め込まれたものの、すくい投げで逆転して3連勝を決めた。大関貴景勝(27)は若元春に突き出されて2勝1敗とした。若元春は横綱に続き大関も破り2勝1敗。
大関昇進を目指す関脇琴ノ若(26)は平幕翠富士(27)を肩透かしで破って白星を「3」に伸ばした。関脇大栄翔(30)は平幕北勝富士(31)を土俵際まで押し込んだが決めきれず、押し出されて初黒星を喫した。新入幕の大の里(23)は平幕阿武咲(27)に押し出されて今場所初黒星。元大関の平幕朝乃山(29)は平幕湘南乃海(25)を寄り切って無傷の3連勝を決めた。