中日、阪神、楽天で監督を務めた星野仙一さん(享年70)が亡くなってから4日で6年。明大の後輩で2002年から2年間、監督付広報を務めた阪神・平田勝男ヘッドコーチ(64)が3日、神戸市内で取材に応じた。昨年は岡田彰布監督(66)を支え、38年ぶり2度目の日本一を達成。恩師の命日を前に「天国から『今年も気持ちを新たにしっかりやれ!』と言ってくれていると思う」と背筋を伸ばした。
2018年1月4日、低迷していた阪神を18年ぶりのリーグ制覇へと導いた闘将・星野仙一さんが、この世を去った。あれから6年。「初めていい報告ができるよ」。平田ヘッドコーチは、しんみりと語った。
「天国から『よう日本一になったな』とお褒めの言葉と、もちろん『今年も気持ちを新たにしっかりやれ!』と言ってくれていると思うよね」
星野さんは中日監督を退任した直後の02年、野村克也監督の後任として阪神監督に就任。01年まで内野守備走塁コーチを務めていた平田ヘッドは、明大の先輩でもある星野さんと親しい間柄だったことから、監督付広報に指名された。
「今の僕があるのは星野さんのおかげ。野球の技術だけでなく選手への接し方やチーム作りも含めてね。いろんな人のつながり方とか、身近でいろんなことを学ばさせていただいた」