サンスポの直撃インタビュアーとしてもおなじみの、追手門学院大学客員教授でフリーアナウンサー、梅田淳氏(62)のコラム「梅ちゃん先生」(月1回予定)。今回の球場巡りは、広島の本拠地・マツダスタジアムだ。地元に愛される市民球団ならではのスタジアムに、梅ちゃんも改めて大感激だった。
オールスターが良く似合う球場、「カープ女子」で真っ赤に染まるマツダスタジアムは間違いなく広島のシンボルじゃあ~!
皆さまお元気で御過ごしでしょうか? 私は元気にハマスタからエスコン、そして6月29日にマツダへ! アナウンサーとしてではなくプロ野球ファンとしてスタンド観戦する旅も3カ所目。完全に趣味の領域に入りつつあるこの旅、私の地元関西の2球団を除いてあと7球団かあ…こうなれば間違いなく全球場制覇を目指して!
さて、今回もはやる気持ちを抑えながら新幹線で広島に向かったわけですが、到着前に車窓からスタジアムを拝める。2009年の段階でこの球場をランドマークにしようという計画に大拍手! いやが上にも気持ちが高まりますよね。そして、久しぶりに訪ねた広島は「G7」の後だった事もあり素晴らしい都市に進化していました。
「あのね、バイデンさんはここのホテルに泊まったんよ。わしらもG7に振り回されて大変じゃった。カープは調子エエのにマツダで野球も出来んかったけ~ね。ほーじゃけど新井監督はえらい人気ですよ! 今年は盛り上がりが全然違うけ~わしらもホント嬉しいですよ!」。このタクシーの運転手さんの話からも十分カープ愛を感じるわけですが、球場に近づくにつれて市民球団、市民球場たるムードが増してまいりました。
いわゆる「カープ女子」も目立ちますが、カープ魂を宿した中高年の男女のファンの方々がまた多いんです。しかも話している広島弁は迫力満点! 流石、2016年から3連覇したチャンピオンチームの自信でしょうか? さあチケットを握りしめ早速メインのコンコースへ上がります。
まず目に飛び込んでくるのは鮮やかな天然芝と土のコントラスト、開場から14年を経ても全く衰えのない自然環境に加えてスタンドの色も華やかなんです、そしてここに漂うムードはどこか昭和なんですよね。だからこの球場には「売店」「弁当」「ビール」の文字が似合うんです。