久々に集結したThe Street Slidersの村越弘明(左から3人目、HARRY、ボーカル、ギター)、土屋公平(同2人目、蘭丸、ギター)、市川洋二(JAMES、ベース)、鈴木将雄(ZUZU、ドラムス)=日本武道館(撮影・田村亮介)
ギャラリーページで見る2000年に解散した4人組バンド、The Street Sliders(ザ・ストリート・スライダーズ)が3日、東京・日本武道館で22年7カ月ぶりの再集結を果たし、デビュー40周年記念公演を開催した。
1983年のアルバム「SLIDER JOINT」とシングル「BLOW THE NIGHT/のら犬にさえなれない」でメジャーデビュー。ボーカル&ギター担当のHARRYこと村越弘明(64)、ギターの蘭丸こと土屋公平(62)、ベースのJAMESこと市川洋二(64)、ドラムのZUZUこと鈴木将雄(62)の4人はパワフルなロックやブルースなど武骨なサウンドでロック界に鮮烈なインパクトを残した。
武道館公演は2000年10月の解散ライブ以来。HARRYは冒頭、「ハロー。どうもこんばんわ。ザ・ストリート・スライダーズです」と渋い声であいさつすると、会場の約1万4000人はスタンディングで熱狂し、「ウォ~」の大声援で応えた。
解散後はソロとして個々に活動。トークを極力抑えた演奏重視のスタイルは健在で、60代の4人は「のら犬-」「ありったけのコイン」など17曲を披露した。最後にハリーが「40周年、すべての関係者に感謝したい…サンキュー」と会場を指さしてクールに決め、不滅のロック魂を体現した。終演後に9月1日から全国ツアーを開催すると発表した。
■ツアー日程
9月1日 埼玉・三郷市文化会館
9日 福岡・キャナルシティ劇場
22日 愛知・名古屋市公会堂
29日 東京・LINE CUBE SHIBUYA
10月6日 宮城・トークネットホール仙台
21日 神奈川・KT Zepp Yokohama
26日 大阪・フェスティバルホール