女優の沢口靖子(57)が14日、この日に亡くなったことが発表された東映代表取締役社長の手塚治氏(てづか・おさむ)を追悼した。
沢口は手塚氏がプロデューサーとして手掛けた「科捜研の女」シリーズで、京都府警科学捜査研究所の法医研究員、榊マリコを演じている。「『科捜研の女』の生みの親でいらっしゃることが誇りです。昨年12月に『東宝90周年感謝の夕べ』でお目にかかり、お話ししたときのにこやかなお顔が忘れられません。いつも飾らない気さくなお人柄でユーモアがある方でした。本当に残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします」と故人をしのんだ。
手塚治氏は1960年3月1日生まれ。83年に東映に入社し、テレビドラマのプロデューサーとして「スケバン刑事」シリーズや「味いちもんめ」「科捜研の女」シリーズなど多くのヒット作を手掛けた。20年6月に東映の代表取締役社長に就任し、最近では1月に公開された木村拓哉主演の映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」の製作にも携わっていた。