プロボクシングの元世界2階級制覇王者、亀田和毅(30)=TRYBOX平成西山=が17日、兵庫・西宮市の所属ジムで会見し、ジム移籍後初試合となる次戦について発表した。7月30日に神戸市立中央体育館で、2012年ロンドン五輪ドミニカ共和国代表のウィリアム・エンカーナシオン(33)と1階級上のフェザー級10回戦で闘う。
エンカーナシオンは2014年10月にプロデビューし、戦績は21戦19勝(15KO)2敗。これまでにWBCラテンアメリカ・スーパーバンタム級王座、WBAカリブ海バンタム級王座を獲得している。
陣営では、この試合の後、年内の世界王座挑戦を目指しており、和毅は「1階級上のハードパンチャー。危険な相手だが、良い内容で勝てば、その自信で、(目指している)スーパーバンタム級のチャンピオンもいける」と必勝を誓った。
和毅は昨年12月、WBA世界同級王座挑戦者決定戦で判定勝ちし、WBA、IBF統一王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)への挑戦権を獲得。今年3月には「亀田3兄弟」の長男、興毅氏(35)が会長を務める「3150ファイトクラブ」との契約を解除。同ジムでトレーナーを務めていた西山一志会長(44)が4月に創設した現在のジムに移籍した。
西山会長は「危機感のある相手を選んだ。1試合でワンランク、ツーランクレベルアップできる」と期待を込めた。
和毅の成績は41戦38勝(20KO)3敗。