元NHK記者、大越健介(60)が10月4日からテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜後9・54)の月~木曜メインキャスターとなるのを前に17日、オンラインで会見。「番組チームが深く取材したニュースを分かりやすく、平易な言葉で伝えたい。緊張感あふれるスタジオが楽しみだし、現場取材にも出たい」と抱負を語った。
2015年までNHK「ニュースウオッチ9」のキャスターを務め、幅広い見識と豊富な取材経験、冷静で穏やかな語り口には定評がある。今年6月に定年退職する前から他の報道現場でと考えていた際にオファーがあり、「おっ、まじか。この機会を逃がす手はない」と1人で決めたことも笑顔で明かした。
家族は妻と息子3人。「喜んでくれました。妻からは『すごいわね。良かったじゃない』、息子たちからは『頑張れよ』と言われた」とうれしそう。注目の自民党総裁選については「候補者の皆さんに、未来の社会や(温暖化などで危機にある)地球をどうしたいのか問いかけたい。取材相手をリスペクトしつつ、忖度(そんたく)しない番組の気風も大事にしたい」と付け加えた。
東大文学部卒で、大学時代は野球部のエースとして活躍。以前に取材し日本選手初の大リーグ本塁打王を目指すエンゼルスの大谷翔平投手(27)については「コロナ禍で鬱屈(うっくつ)した心をワクワクさせてくれるだけで十分ですが、イケると思います」と期待を込めた。
なお、月~木曜は小木逸平(47)、渡辺瑠海(24)の両アナも大越とともに、メインを担当。金曜は富川悠太アナ(45)とフリーアナ、徳永有美(46)が2人で務める。