オリンピックの出場経験者らと水泳を楽しむイベント「水泳の日」2020~TOKYO~が11日、東京辰巳国際水泳場で開かれた。1988年ソウル五輪シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)銅メダルの小谷実可子氏(54)が、現役さながらの美しい演技を披露した。
1日に東京五輪・パラリンピック組織委員会のスポーツディレクター(SD)に就任したばかり。脚を180度開く技も完璧にこなし「みんなに頂いたエネルギーをSDの仕事に生かしたい」と笑顔を見せた。
五輪2大会連続2冠の東京都水泳協会・北島康介会長(38)も平泳ぎを披露。「夏に泳げない子たちもいたと思う。一生の思い出になってくれたかな」と安堵(あんど)の表情だった。
「水泳の日」は本来8月14日で、大阪でイベントが予定されていたが、コロナ禍でこの日の東京開催となった。(角かずみ)