名球会ベースボールフェスティバル2018 セ・パ対抗試合(24日、東京ドーム)球界のレジェンドが出身リーグに分かれてセ・パ対抗戦を戦った。巨人・阿部慎之助内野手(39)のサヨナラ安打でセ・リーグが6-5で勝利(七回制)。米大リーグで活躍した元近鉄・野茂英雄氏(50)と元広島・黒田博樹氏(43)の投げ合いも実現した。
体形はふっくらしても強い足腰は健在だ。近鉄、ドジャースなどで活躍した日米通算201勝の野茂氏が、トルネード投法で躍動した。
「とにかく、お客さんに楽しんでもらおうと思いました。ストライクが入ってほっとしました」
パの先発で一回を3人で抑えると二回途中からマウンドに戻り、計1回2/3を無失点。最後はDeNA・ラミレス監督から空振り三振を奪った。
セの先発はメジャー79勝の黒田氏だ。ヤンキースで活躍した右腕も1回無失点に抑え「僕たち米国に行った者には『野茂さんがいなければ』という思いが常にあります」と感激。米挑戦の先駆者・野茂氏は大谷(エンゼルス)ら後輩大リーガーにメッセージを残した。
「名球会(を目指すこと)もですし、個人としても日本の野球のことを考え、次世代に野球を伝えることをしてほしい」
夢のメジャー対決も、大きな見せ場だった。 (安藤理)