日大は25日、アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則を犯した問題を受け、大塚吉兵衛学長(73)が東京都内で会見した。会見の進行役は、23日に行われた内田正人前監督、井上奨コーチ(30)の会見を仕切った日大広報部の米倉久邦氏(75)とは別の人物が務めた。
23日の緊急会見は午後7時57分から午後10時まで2時間3分の長丁場となった。午後9時20分頃には、進行を務めた米倉氏が会見を打ち切ろうとする場面も。集まった報道陣約200人(テレビカメラ約30台)が一斉に異議を唱えて続行されたが、後味が悪い会見となった。
大塚学長は「想像でしかいえないが」と前置きした上で、米倉氏の対応ぶりについて「番組ごとに同じ会社が別な画を撮りたがっている。1社でまとまってくれればという気持ちが強く、同じ局なので3、4つクルーが分かれ、同じ画にしたいことにイラッとしたのでは?」と説明した。「マスコミ側からの視点から見れば無責任。いいのか悪いのか白黒つけるのは難しいが、態度は悪かった。内田前監督の体調を気遣ったのではないか」と推測した。