広島で活躍し、2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれた衣笠祥雄氏が23日に東京都内で死去した。71歳だった。訃報に接し、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(82)は球団を通じ、コメントを発表した。
「『鉄人』と呼ばれた通り体の強い選手で、私が監督1年目の1975年には山本浩二さんとカープを引っ張り、初優勝を見事成し遂げられたことが印象深いです。心優しい人でもあり、巨人戦で死球を受けた時には、カープのベンチを自らなだめながら笑顔で一塁へ向かう姿が忘れられません。芯が強く、優しい心を持っているいい男、ナイスガイでした。衣笠さんがテレビ解説された今月19日の野球中継を見ていましたが、声にいつもの元気がなく、心配していました。ご冥福をお祈りします」