フジテレビは26日、4月2日に始まる夕方の報道番組(毎週月〜金曜午後4時50分〜7時)のメインキャスターに決まっていた元NHKアナウンサーの登坂淳一(46)の出演を取りやめることを発表した。
登坂アナはロマンスグレーのヘアスタイルと穏やかな口調が人気で、NHK局内では「麿(まろ)」の愛称で親しまれた。1月11日に同局を退社。16日からは大手芸能事務所、ホリプロに所属することが決まったばかりだが、一部メディアで、NHK札幌放送局での勤務時代に新人キャスターに対して、セクハラを行ったということが報じられていた。
登坂アナはこの日所属事務所を通じ、お詫びのコメントを発表した。
「4月から新たに始まるフジテレビのニュース番組のキャスターのお話をいただいていたのですが、今回の週刊誌報道でお騒がせしたことを受けて、出演を辞退することにいたしました。報道内容については、身に覚えのないことも多く、困惑するような内容で非常に残念ではありますが、大事な新番組を傷つけることは本意ではなく、自ら身を引く潔さも大切と思い至るようになりました。今後も様々なお仕事に挑戦していく所存ですので、何卒よろしくお願いいたします」
「4月2日(月)からスタートする『報道・ニュース新番組(仮)』(毎週月〜金曜午後4時50分〜7時)に出演予定だった登坂淳一氏の出演をとりやめることにしました。ご自身に関する報道を受けて、ご本人から、大事な新番組を傷つけることは本意でなく、出演を自粛したいとの申し出がありました。協議の結果、ご本人の意向を尊重し、番組への出演をご辞退いただくことになりましたので、ここにご連絡いたします」