GWの6、7日、千葉県市川市・行徳『伊藤遊船』で「あべなぎささんと釣りをしよう!」と銘打った釣り教室が開催された。「HIT&ヒット」連載100回を迎えたフィッシングライター、あべなぎささんの指導の下、11組20人と10組21人の計41人がシロギスにチャレンジした。
吉田正巳船長の風景ガイドを聞きながら木更津沖のポイントへ。午前8時30分、水深10メートルでスタートだ。口火を切ったのは、船釣り初めての末政至君(9)。16センチをゲットし「ブルブルって来た。楽しすぎる」と興奮気味。2年前も参加した上笹貫桃ちゃん(9)は20センチのマコガレイを上げ「竿を上げたら付いていたよ」とニッコリ。あべなぎさ先生も「マコは今や貴重なんだよ。すごいね」とうれしそうだ。
しかし9時過ぎから強風の上、流れも速い悪条件に。そんな中、緑の帽子の磯野湧人君(10)が17センチをゲット。「釣れた。どんな歯してるのかな?」と、キスせんばかりに顔を近づけて観察。40分後、隣の赤帽子の岳人君も同サイズで続く。マリオ&ルイージルックの2人は双子で釣りは全く初めて。最終的には、仲良く2尾ずつの釣果。スーパーツリ男ブラザーズ(?)の誕生だ。父の順一さん(50)は3尾釣り「お姉ちゃんとお母さんの分も釣れてよかった」と一安心の様子。
一段と風が強まる中、佐田三千世さん(75)が唯一のダブルを達成。「今日は厳しいね」と言いながらも、竿頭の10尾で納竿。残念ながら1日目は、正午過ぎに早上がりとなった。
2日目は好天に恵まれ、8〜29尾。シログチやアジも多数交じり、全員が重そうなクーラーを抱えて帰港した。『伊藤遊船』の伊藤千鶴子店主は「継続することが大事なんで、来年以降も開催します。みなさん、遊びに来てくださいね」と締めくくった。天気による差はあったが、参加者全員がゴールデンな思い出を胸に帰途についた。
「釣りが初めてのお子さんも多かったけど、ほとんどの人が釣れてよかった。こっちまでうれしくなっちゃいますね」
★参加者の声
「小さいのは丸ごと塩焼きにしてみます」
「キスは初めて。24センチの引きはすごかったね」
「天気が良ければもっと釣れたのに。でも楽しかったよ」
「キスは初めてですが21尾も釣れました! 意外と引きが強いですね」
「17尾。大きいのが釣れたので、お刺し身にしてみます」
「なぎささん、テレビで見るよりきれい」