「落語を聞いたのは初めてでしたが、劇中のボート漕ぎも初めて体験しました」と、元気いっぱいの諸星すみれ=東京・赤坂(撮影・戸加里真司)
ギャラリーページで見る 6月8日放送のTBS系ドラマ特別企画「居酒屋もへじ4-恋という字-」(後9・0)で2011年のシリーズ1から主人公、米本平次(水谷豊、62)の娘、さやかを演じる諸星すみれ(16)。血のつながらない父の居酒屋に集う人々との絆を描いた同作に「4作目になって、家族としての愛が深まったと思います」と胸を張る。
3歳で「劇団ひまわり」に入り、04年のTBS系昼ドラ「ほーむめーかー」でデビュー。声優としても、米アニメ映画「アナと雪の女王」の日本語吹き替え版でアナの少女時代を担うなど幅広く活躍する。ドラマ経験が少なく当初は不安だったが、「皆さんと一緒に作っている感じの現場だったので、すぐに溶け込めました」と振り返る。
彼女の頑張る姿を見たじっちゃん役の桂文珍(66)が楽屋裏で落語を披露してくれ、おとうの水谷からは似顔絵を贈られた。「落語がすごく面白かった。似顔絵もかわいく描いてもらって宝物です」。祖父と父の深い愛に包まれた諸星が女優として、さらなる成長を遂げる。