Ｇ２０に向けテロ合同訓練 大阪府警と阪急、対策共有
更新 sty1811120007
Ｇ２０首脳会合に向けた大阪府警と阪急電鉄の合同テロ対策訓練＝１２日午前、大阪市
来年６月に大阪市で開かれる２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会合に向け、大阪府警は１２日、阪急電鉄と合同で、同市北区の梅田駅でテロ対策訓練を実施した。テロへの危機意識を共有する狙いで、曽根崎署員や阪急の駅員ら約６０人が参加した。
訓練は、爆発物を所持したテロリストが現れたとの想定。テロリスト役の警察官が刃物を振り回す中、鉄道警察隊員が「動くな」と大声を上げながら棒などで応戦して取り押さえた。テロリスト役が所持した爆発物を、防護服を着た機動隊員が処理し、駅員らは避難誘導に当たった。
訓練後、曽根崎署の浜口晃行警備課長は「警察だけではテロの警戒はできない。官民一体で安心安全の交通機関を維持していきたい」と話した。
Ｇ２０は来年６月２８、２９日、大阪湾の人工島・咲洲にある国際展示場「インテックス大阪」で開催される。
