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「伊達直人」が素顔公開 「子供は抱きしめられるために生まれてきた」

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「伊達直人」が素顔公開 「子供は抱きしめられるために生まれてきた」

更新 sty1612070027
初代タイガーマスクとともにリングに上がった、群馬県在住の伊達直人こと河村正剛さん=7日午後、東京都文京区(春名中撮影)  初代タイガーマスクとともにリングに上がった、群馬県在住の伊達直人こと河村正剛さん=7日午後、東京都文京区(春名中撮影) 

 人気漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗り、全国各地の児童施設などにランドセルなどのプレゼントを贈る「タイガーマスク現象」の先駆けとなった人物が7日、東京・後楽園ホールで開かれたプロレスイベントに登場し、初めて名前と顔を公開した。男性は群馬県前橋市在住の河村正剛さん(43)。自身が名乗り出ることで「児童養護の支援が拡充されれば」と語った。

タイガーマスク運動の先駆者、群馬県在住の伊達直人こと河村正剛さん(右)と初代タイガーマスク=7日午後、東京都文京区(春名中撮影)
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タイガーマスク運動の先駆者、群馬県在住の伊達直人こと河村正剛さん(右)と初代タイガーマスク=7日午後、東京都文京区(春名中撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 河村さんによると、自身も家庭環境に恵まれず、幼少期にはランドセルが買えないため手提げで通学した過去があるという。19年前から児童養護施設の支援に取り組んできたが、不幸な子供は減らず「世の中をなんとかしたい」と考え始めたところ、「伊達直人」を名乗って社会に強いメッセージを送ることを考案。2010年のクリスマスに、伊達直人を名乗って前橋市の児童施設にランドセル10個をプレゼントした結果、報道で話題になり、全国各地で同様の活動が相次いだ。

初代タイガーマスクとリング上で握手する群馬県在住の伊達直人こと河村正剛さん=7日午後、東京都文京区(春名中撮影) 
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初代タイガーマスクとリング上で握手する群馬県在住の伊達直人こと河村正剛さん=7日午後、東京都文京区(春名中撮影) フルスクリーンで見る 閉じる

 この日はイベントの途中でリングに上がり「伊達直人」だと名乗り出た河村さん。会場は「伊達直人コール」に包まれた。「子供は虐待されるためではなく抱きしめられるため、涙を流すためではなく周囲を笑顔にするために生まれてきた。すこやかに成長してほしい」と話した。

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