警視庁原宿署は２日までに、警備大手「セコム」（本社東京）のロゴが印刷された偽のステッカーを販売したとして、商標法違反の疑いで京都市山科区のアルバイト男性容疑者（２５）を逮捕した。

　逮捕容疑は１月下旬ごろ、セコムが商標権を持つ「Ｓｅｃｕｒｉｔｙ　ｂｙ　ＳＥＣＯＭ」の文字が印刷されたステッカー１枚を、神奈川県の男性に１２００円で販売した疑い。「法律違反とは考えなかった」と容疑を一部否認している。

　原宿署によると、男性容疑者は自宅でパソコンやプリンターなどを用い、ステッカーを偽造。１～２月、インターネットのオークションサイトで「防犯ステッカー」などと称し、約５０枚を販売していたという。セコムが１月下旬、「契約者にしか渡していないステッカーが出品されている」と署に相談し、発覚した。