坂田利夫さん死去 コメディNo.1、あ~りが~とさ~ん

坂田利夫さん(平成26年撮影)
坂田利夫さん(平成26年撮影)

漫才コンビ「コメディNo.1」で活躍し、「アホの坂田」の愛称で親しまれたお笑いタレントの坂田利夫(さかた・としお、本名・地神利夫=じがみ・としお)さんが29日、老衰のため死去した。82歳。大阪市出身。葬儀・告別式は近く近親者で執り行う。

「アッホー」のギャグを披露する坂田利夫さん(平成26年撮影)
「アッホー」のギャグを披露する坂田利夫さん(平成26年撮影)

昭和39年、研究生として吉本新喜劇に入り、42年に新喜劇所属の前田五郎さんとともに、「コメディNo.1」を結成して漫才に転向した。平成21年に解散するまで人気、実力を兼ね備えたコンビとして活躍した。昭和54年に上方漫才大賞を受賞。「あ~りが~とさ~ん」のギャグでも知られた。

愛称である「アホの坂田」は漫才のさなか、前田さんの「おまえ、アホやろ」への返しをきっかけに定着した。47年に作曲家のキダ・タローさんが曲を手掛けた「アホの坂田」がリリースされると大きな話題に。舞台に登場する際に使われるなど、自身のテーマ曲にもなった。

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