安室奈美恵さんの楽曲、サブスクから突如消える 「捨てなくて良かった」CD派は安堵

平成30年9月をもって芸能界を引退した安室奈美恵さん
平成30年9月をもって芸能界を引退した安室奈美恵さん

平成30年9月に芸能界を引退した元歌手の安室奈美恵さんの楽曲が突然、オンラインの各種サブスクリプション(定額利用)サービスなどで視聴できなくなった。視聴停止に際し事前の告知などはなく、現状、再開するかどうかも不透明。現在では音楽を楽しむのにCDではなくサブスクを利用する人も多く、ファンの間では不安の声が広がっている。

11月20日午後3時時点で、音楽配信サービス大手の「Spotify(スポティファイ)」や「Apple Music(アップル・ミュージック)」では、安室さん単独の楽曲は視聴できず、客演参加したものなど数曲のみが可能。YouTubeでも、安室さんに関連する公式動画は確認できなくなっている。同16日ごろから、こうした状態になったとみられる。

関係者によると、契約内容の見直しや、重複している楽曲(リミックスなど)の整理が理由だという。

突然の〝安室ロス〟により、ファンからは不安の声が相次いだ。X(旧ツイッター)上では、「CDで聴こう。捨てなくて良かった」といった投稿の一方で「どうしよう。CDなんてもう持ってない」という困惑も。「心が落ち着かない」「また聴けるようになるんだよね」などと早期のサービス再開を切望する意見が広がっている。

安室さんは沖縄出身で、平成4年にダンスアイドルグループのメンバーとしてデビュー。その後、ソロデビューし、「CAN YOU CELEBRATE?」(9年リリース)など大ヒットを連発した。デビュー25周年、40歳の誕生日を迎えた29年9月に、1年後の引退を発表。30年9月に退いた。

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